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NEC、クアッドコアXeonを搭載した無停止サーバー


Express5800/320Fc-MR
 日本電気株式会社は12月14日、無停止サーバー「Express5800/ftサーバ」の新製品「Express5800/320Fc-MR」を発表した。同日より販売を開始する。

 Express5800/ftサーバは、CPUやメモリなど主要ハードウェアコンポーネントを二重化することで、障害発生時にも連続稼動可能なサーバー。今回発表されたExpress5800/320Fc-MRは、クアッドコアXeonに対応した2Wayラックマウント型サーバー。2005年に米Stratus Technologiesと締結した、無停止サーバーの共同開発に関する協業の成果として製品化したもの。

 クアッドコアXeonに対応したサーバー二重化制御用LSI「GeminiEngine」により、最大2基のプロセッサ(装置全体で4基)の搭載に対応。シングルコアプロセッサ搭載モデルと比べて、最大約5倍の性能向上を実現しているのが特長。

 また、Express5800/ftサーバとして、はじめてRed Hat Enterprise Linux 4をサポート。無停止サーバー上にOSSを利用したシステム構築に対応している。

 そのほか、システムを再起動することなく修正プログラムの適用が可能な「Active Upgrade」を搭載。修正にともなう停止時間の短縮を実現したとしている。

 価格は、Windowsモデル(クアッドコアXeon X5355×1、2GBメモリ、ディスクレス、Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition)が390万円(税別)、Red Hat Enterprise Linuxモデル(クアッドコアXeon X5355×1、2GBメモリ、ディスクレス、Red Hat Enterprise Linux 4)が385万円(税別)。出荷開始は、Windowsモデルが8月6日、Red Hat Enterprise Linuxモデルが10月15日。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0707/0901.html

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( 福浦 一広 )
2007/07/09 16:58

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