|
SGI Altix ICE 8000シリーズ
|
日本SGI株式会社は7月10日、HPC向けのブレード・クラスタシステム「SGI Altix ICE 8000シリーズ」を発表した。
ICE 8000シリーズは、プロセッサにデュアルコア/クアッドコアXeonを採用した中・大規模サーバー向けのクラスタシステム。Xeonを2基搭載可能なブレードを1ユニットあたり最大16台まで搭載可能。1ラックあたり最大4ユニット搭載できることから、1ラックあたり最大512プロセッサコアまで搭載可能。これにより、1ラックあたり6TFlopsと高い計算能力を実現しているのが特長。また、1000ノード数(2000プロセッサソケット以上)を超える大規模クラスタの構築に対応するなど、システム全体の拡張性の高さも特長となっている。
そのほか、ブレード内部にローカルディスクを搭載しないディスクレス・ブレードアーキテクチャを採用。これにより、小型化・薄型化のほか、高密度化・省電力化を実現している。
基本構成は、クアッドコアXeon 2.66GHz×2、8GBメモリを搭載したブレード4台で構成される。価格は、1200万円から(4ブレード、42Uラック×1、ユニット×1、管理ノード、ラック制御ノード、ログインノード、SUSE Linux Enterprise ServerまたはSGI ProPack for Linux)。
同社では、大学・研究所のセンターシステムやHPCシステムなど大規模・高性能なサーバー/クラスタシステムを利用するユーザーのほか、省電力や熱対策が課題となっているデータセンターなどに対して展開するとしている。
■ URL
日本SGI株式会社
http://www.sgi.co.jp/
プレスリリース
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2007/july/altix_ice.html
( 福浦 一広 )
2007/07/10 14:50
|