レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)とKDDI株式会社は7月10日、CDMA 1X WIN通信機能を組み込んだノートPC「ThinkPad X61/X61s 通信モジュール搭載モデル」を発表した。7月11日からレノボが販売を開始する。
同通信モジュール搭載モデルは、auのCDMA 1X WIN対応通信モジュール「KCMP」を内蔵させたB5型ノートPC。「PCI Express Mini Card規格」に対応した同モジュールにより、ノートPCの高機能アンテナ、および全国のauネットワークの利用が可能になり、下り最大2.4Mbpsの通信速度が実現するという。「GPS位置測位機能」「日付時刻情報取得機能」「簡易位置情報取得機能」など、携帯電話でおなじみの機能も利用可能だ。こうした国内の通信事業者の通信モジュールを組み込んだPCは日本初とのこと。
通信機能としてはこのほか、インテルの最新ワイヤレスLAN「Wireless WiFi Link 3945ABG」を実装するとともに、従来のGigabit Ethernet、Bluetooth、モデムも標準搭載。より快適なネットワーク環境を提供する。
セキュリティ機能としては、パスワードや暗号鍵を管理する「Client Security Solution」のほか、指紋センサー、HDDパスワード保護、I/Oポート無効化機能などを搭載。内部と外部両方の脅威からPCを保護する。
主なスペックは、ThinkPad X61が、Core 2 Duo T7300(2.0GHz)、1GBメモリ×1、160GB HDD、モバイルインテルGM965 Expressチップセット、12.1型TFT液晶(1024×768ドット)などで、価格が24万6750円。一方のThinkPad X61sが、Core 2 Duo L7300(1.40GHz)、512MBメモリ×1、80GB HDD、モバイルインテルGM965 Expressチップセット、12.1型TFT液晶(1024×768ドット)などで、価格が22万5750円。
OSはともにWindows XP Professional SP2を採用。最長11時間のバッテリ駆動時間を実現するオプションバッテリも提供する。
■ URL
レノボ・ジャパン株式会社
http://www.lenovo.com/jp/ja/
KDDI株式会社
http://www.kddi.com/
ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2007/07/0710_2.html
( 川島 弘之 )
2007/07/10 19:10
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