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日立、仮想化機能を強化したXeon搭載サーバーブレードなど


BS1000
 株式会社日立製作所(日立)は7月23日、ブレードサーバー製品群「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS1000」のラインアップに、仮想化機能を強化したXeon搭載サーバーブレードを追加すると発表した。また小型モデル「BS320」では、コンパクトなディスクアレイ「BR20」を製品化している。

 新製品のうちBS1000で発売されるのは、日立独自のサーバー仮想化機構「Virtage」を搭載したXeonモデル。物理サーバー1台あたり最大16台の論理サーバーに分割可能で、各論理サーバーではLANやFC(ファイバチャネル)のインターフェイスを共有できる。この機能の搭載によって、サーバー運用環境の統合を、Itanium 2搭載モデルだけでなくXeon搭載モデルでも効果的に行えるようになったという。また管理ソフト「BladeSymphony Manage Suite」を併用すると、物理サーバーと論理サーバーを一元的に運用管理可能とのこと。

 ハードウェアは、デュアルコアもしくはクアッドコアのXeonを最大2基、メモリを最大32GB搭載できる。提供開始は9月28日からの予定で、価格は113万4000円より。

 一方のBR20は、外部接続インターフェイスにSASを採用したエントリークラスのディスクアレイ。2Uサイズの筐体に、73/146GB SAS HDDもしくは500GB SATA HDDを最大12台搭載でき、企業の部門データベースやPCサーバー統合など、中小規模システムでの利用に適するという。価格は201万750円より。

 今回は同時に、BS320向けのSASスイッチも製品化された。サーバーシャーシに2台まで搭載可能なため、ストレージ接続パスを二重化した冗長構成を組むことができる。価格は89万2500円。あわせて、BS320とBR20を用いたN+1コールドスタンバイシステムの導入に関して、必要なハードウェア設定、ソフトウェアのインストール・設定を事前に行うサービスも提供する。価格は52万5000円から。なおこれらストレージ関連の新製品・サービスは、いずれも11月30日から提供される予定である。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/07/0723.html

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( 石井 一志 )
2007/07/23 12:28

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