三菱電機株式会社は8月1日、Windows Vista Enterpriseをインストールした企業向けのPCセットを提供すると発表した。8月10日より受注を開始する。なお、このソリューションの製造・販売・保守は、三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(以下、MDIT)が担当する。
Vista Enterpriseは、Windows Vistaの企業向けラインアップの最上位に位置するエディションで、HDD全体の暗号化を行えるBitLockerなどの有用な機能が付加されている。しかし、マイクロソフトのボリュームライセンスプログラムの一部である「ソフトウェアアシュアランス(SA)」特典としてのみ提供されるため、通常は、ユーザー自身が別途ライセンスを手配し、インストール作業を行ったり、導入をSIerへ依頼したりする必要があった。
今回提供されるソリューションにおいては、PC本体とSAをまとめて提供する上、PCへのインストール作業もMDITが代行するので、ユーザーは、OSの導入フェーズを省略し、購入後すぐにPCを利用できるようになるという。PCは、標準セットで提供されるノートPC「apricot AL C2」だけでなく、ユーザーの使用目的にあわせて、デスクトップPC「apricot CX E3」など、ほかの機種からも選択できる。