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F5404E
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エムアイシー・アソシエーツ株式会社(以下、エムアイシー)は8月31日、4Uラックマウント筐体にSATA HDDを最大48台搭載する大容量RAIDシステム「F5404E」を発表した。
F5404Eは、英Xyratexが開発した、1筐体に750GB SATA HDDを最大48台搭載することで最大36TBの容量を確保できる高密度大容量ストレージサブシステム。ホストインターフェイスは、2つのコントローラに4GBファイバーチャンネルを2ポートずつ(計4ポート)持ち、最大16GBの転送帯域を確保。F5404内部でRAID 0/1/5/6/10/50をサポートし、最大で828MB/秒の読み出しと695MB/秒の書き込みに対応する。
冗長化された3基の電源ユニット、エアフローコントロールを備えるほか、HDDのインターフェイスコネクタを底部にした垂直ドライブマウントによる共振制御、drawer(引き出し)構造のラック搭載などにより、高い信頼性とアクセシビリティを実現している。さらにRS-4835拡張4U筐体を1台増設することで、8Uのスペースに72TBまで拡張することもできる。
また、コントローラに「StorViewストレージマネージメントユーザーインターフェース」を標準搭載。そのファミリーソフトウェアである「StorView MPIO(標準)」「StorView SnapShot(オプション)」により、複数パスロードバランシング、フェールオーバー/フェールバック、および最大192までのスナップショット設定に対応する。
なお、750GB SATA HDDのほか、2007年9月末までには1TB容量のSATA HDDの搭載も予定されている。価格は最小構成で、初期費用が400万円、保守費用が年間約7%程度。エムアイシーでは、初年度で2PB程度の導入をめざす。
■ URL
エムアイシー・アソシエーツ株式会社
http://www.micassoc.co.jp/
ニュースリリース
http://www.micassoc.co.jp/micnews/07_08_31.html
( 川島 弘之 )
2007/08/31 11:59
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