株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は9月13日、DHCP/DynamicDNSアプライアンス「Net’Attest D3」を発表した。同日から出荷を開始する。
Net’Attest D3は、「DHCP」「DynamicDNS」「DNS」3つの環境をサポートする製品。昨今、無線LANが普及するなど企業内のモバイル化が進み、それを実現するために必要なDHCPの導入も増加している。一方で要求元のPCすべてに動的にIPアドレスを付与するDHCPにも、内部統制や情報漏えい対策の観点から問題があるため、固定IPアドレスで運用している例も少なくないという。Net’Attest D3は、こうした課題を克服すべく、DHCP環境でもセキュリティを損なわずに柔軟に運用できるようにする製品と同社は説明している。
具体的には、2003年より販売しているプライベートCA搭載EAP認証アプライアンス「Net’Attest EPS」の技術をベースにDNS機能を新たに追加し、DHCP機能を充実させている。
利用に当たっては、接続を許可するPCのMACアドレスを登録。未登録PCからの接続を制限するフィルタリング機能によって、DHCP環境でも高セキュリティを実現する。導入の容易さも特長で、日本語対応のWeb管理画面より、DHCP/DynamicDNSの環境構築が約30分程度で行えるとのこと。
価格は45万円。ソリトンでは初年度1500台の販売をめざす。
■ URL
株式会社ソリトンシステムズ
http://www.soliton.co.jp/
( 川島 弘之 )
2007/09/13 16:47
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