沖電気工業株式会社(以下、OKI)は9月19日、業界標準x86サーバー「if Server」のハイエンドクラスに、クアッドコアを搭載したラックマウント型サーバー「if Server DL580 G5(以下、DL580 G5)」およびブレード型サーバー「同 BL680c G5(以下、BL680c G5)」を追加すると発表した。ともに11月下旬から出荷を開始する。
DL580 G5は、クアッドコアのXeon 7300番台を最大4基搭載できる4Uラックマウント型サーバー。ミラーリング、オンラインスペア対応のFully Buffered DIMM(FB-DIMM)を32スロット備え、最大128GBのメモリを搭載できる。またホットプラグ対応SFF SAS HDDを標準で8台、オプションの内蔵8ベイドライブゲージを使用することで、最大16台まで搭載可能。拡張スロットも標準で8本、最大で11本まで拡張できる。
そのほか、4Uラックマウント型筐体をタワー型サーバーに変換するタワーコンバージョンキットや、テープ装置用のハーフハイトベイなどが用意されており、拡張性や用途に富む。管理性としては、「Integrated Lights-Out 2(iLO2)」テクノロジを備え、Webブラウザから複数台のif Serverをリモート管理できる。価格は175万円から。
一方のBL680c G5は、クアッドコアのXeon 7300番台を最大4基搭載できる1.25Uブレード型サーバー。高さ10Uのエンクロージャに8枚搭載でき、最大構成時には128コアを実装可能。FB-DIMMを16スロット備え、最大64GBのメモリを搭載できる。HDD容量は、SFF SAS HDDを2台搭載することで、最大292GBまでサポート。ディスクコントローラには、SmartアレイP400iコントローラ 256MBをオンボードで搭載し、書き込み速度の向上を図っている。ネットワークアダプタは、オンボードで4個、最大16個まで拡張が可能だ。
そのほか、専用SAN(Storage Area Network) HBAメザニンカードを増設することにより、外部SANに接続することもできる。価格は170万1000円から。
OKIでは、if Serverシリーズ全体で年間5000台の販売をめざす。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/press/2007/09/z07079.html
( 川島 弘之 )
2007/09/19 12:52
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