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US110
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日本電気株式会社(以下、NEC)は10月15日、デスクトップ型の小型シンクライアント端末「US110」を発表した。社外からVPN接続を経由して、セキュアに社内システムへ接続できるという。また同時に、ユーザー自身でカスタマイズを行えるノート型シンクライアント端末「US60」も発表している。
US110は、手のひらサイズのデスクトップ型シンクライアント端末で、アプリケーションをサーバーで動作させる画面転送型、OS環境をまるごとサーバー上で動作させる仮想PC型の、両シンクライアントソリューションに対応する。特徴は、高速動画描画とVoIPの両マルチメディア機能に対応したこと。これによって、音声・動画を用いるWeb会議やソフトフォンを利用した内線通話などの利用が可能になった。また、VPN機能にも対応しており、自宅などの社外環境からテレワークを行う際でも、セキュリティを確保した上で社内サーバーへアクセスできるという。価格は4万9000円(税別)で、10月29日から出荷を開始する。
一方のUS60は、約993gの軽量なモバイルノート型シンクライアント端末。既存製品の「US50」では、NECがROMのカスタマイズをすることで、ユーザーの既存システムに適応する環境をつくっていたが、US60では、OSにWindows XP Professionalを採用し、ユーザー側のシステム管理者が、自由にモバイルアクセスやVPNなどの設定を行えるようにした。価格は19万9000円(税別)で、11月下旬の出荷開始を予定する。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0710/1503.html
( 石井 一志 )
2007/10/15 14:29
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