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オムロン、全9機種の新UPSを発表-故障しても電力供給できる機種も


 オムロン株式会社は10月25日、無停電電源装置(UPS)の新シリーズとして、情報機器用途向け「BN-Sシリーズ」6機種と、産業機器・組み込み用途向け「BU-RWシリーズ」3機種を発表した。

 BN-Sシリーズでは、情報機器市場(IAサーバー、ネットワーク機器など)をターゲットに、出力容量500VA/750VA/1000VA/1500VA/2200VA/3000VAの6機種をラインアップ。電源は100V/115Vの2種類に対応する。

 特長としては、3種類の「入力感度モード」を設定できるようにした。これは、一般的な環境に最適な「標準電圧感度」、電源環境の悪い環境に最適な「低電圧感度」、高い出力電圧精度が必要な環境に最適な「高電圧感度」の3つを選択できるもので、ユーザーの細かいニーズに対応可能という。そのほか運用上の機能として、「状態表示ウインドウ」「バッテリ交換表示LED」「リモートON/OFF機能」などが搭載された。

 価格は、「BN50S(500VA)」が5万4075円、「BN75S(750VA)」が7万350円、「BN100S(1000VA)」が9万1350円、「BN150S(1500VA)」が12万750円、「BN220S(2200VA)」が20万4750円、「BN300S(3000VA)」が25万7250円。いずれも2008年2月下旬の発売予定。

 一方のBU-RWシリーズでは、産業機器・組み込み機器市場をターゲットに、1000VA/2000VA/3000VAの3機種をラインアップ。電源は100V/110V/115V/120Vの4種類に対応。いずれも、常時インバータ給電方式のUPSとなる。

 特長としては、万が一UPSが故障した場合でも接続機器に対する電力供給を継続できる「バイパス機能」を標準で搭載。高容量の機器を接続できるようにした。そのほか、設置スペースを考慮した19インチラックマウント型を採用。2U、3Uモデルを用意した。

 価格は、「BU100RW(1000VA/2U)」が13万6500円、「BU200RW(2000VA/3U)」が26万400円、「BU300RW(3000VA/3U)」が41万7900円。前者2モデルが2008年3月下旬、後者が同年1月下旬の発売予定。

 オムロンでは、BN-Sシリーズで3000台/月、BU-RWシリーズで1000台/月の販売をめざす。



URL
  オムロン株式会社
  http://www.omron.co.jp/ped-j/


( 川島 弘之 )
2007/10/25 16:45

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