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キヤノンMJ、白黒・カラー25枚/秒の高速A4ドキュメントスキャナ


DR-2510C

用紙をセットした状態
 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)は11月6日、A4ドキュメントスキャナの新製品「imageFORMULA DR-2510C(以下、DR-2510C)」を発表した。価格はオープンで、11月上旬から提供開始する。

 DR-2510Cは、白黒・カラーで25枚/分の片面・両面スキャン速度を実現したA4ドキュメントスキャナ。新方式の3次元色空間補正により、入力されたRGB信号を本体内の画像処理チップにより補正し、原稿に限りなく近い色再現を実現できるのが特長。

 標準紙のほか、薄紙、厚紙、複写伝票、カード類など多彩な用紙に対応し、サイズが異なる用紙が混在した連続スキャンも可能となっている。さらに大きな原稿に対応範囲を広げる「半折りスキャン」機能も搭載。A4よりも大きな原稿を半分に折って両面スキャンを行い、表裏で読み取った2つの画像を自動的に1つの画像に合成することが可能だ。最大A3の大きさまで対応する。

 原稿給紙性能としては、このクラスでは初搭載となる「超音波重送検知」機能を実装。複数枚の原稿が重なって搬送されたときの原稿と原稿のすき間を超音波で検知することで、原稿の重送を高精度に検知できる。

 画像処理機能としては、「自動原稿サイズ検知」や「斜行補正」を搭載。サイズの異なる原稿を連続スキャンする際に、用紙サイズを自動検知して画像を適正化したり、斜めに読み込まれた原稿を自動修正したりすることが可能。同一サイズごとに原稿束を仕分ける時間と手間が省けるとしている。

 そのほか、文字の向きから原稿の上下左右を認識する「文字向き検知」、裏写りや地色を除去する「裏写り/地色除去」、スキャナセンサの画素と印刷ドットの干渉により発生するしま模様(モアレ)を除去する「モアレ除去」などが搭載された。

 操作性の向上としては、自由に設定可能なジョブボタン×3が用意された。例えば、スキャンしてPDFやJPEGとして保存、PDF化して取引先あてにメール添付するなど、頻繁に利用する機能を任意に登録しておくことが可能だ。

 主なスペックは、光学解像度が600dpi、インターフェイスにUSB 2.0×1、ドライバにISIS/TWAINを採用、サイズは幅298mm×高さ160mm×奥行き160mm。



URL
  キヤノンマーケティングジャパン株式会社
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-11/pr-dr2510c.html


( 川島 弘之 )
2007/11/06 13:40

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