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日立、産業用コンピュータのハイエンドモデル「HF-W7500モデル20」


HF-W7500モデル20
 株式会社日立製作所(以下、日立)は11月7日、日立の産業用コンピュータ「HF-W7500シリーズ」のハイエンドモデル「HF-W7500モデル20」を発表した。11月8日から販売を開始している。価格はオープン。

 産業用コンピュータは、24時間連続運転と約10年の長期使用を前提とした、高い信頼性を追求した製品。半導体・液晶をはじめとする各種製造装置や検査装置に加え、交通、計装、通信、放送など多岐にわたる分野で利用されているという。

そのハイエンドモデルとなるHF-W7500モデル20では、Core 2 Duo T7400(2.16GHz)と高機能RAS(信頼性/可用性/保守性)プロセッサを搭載することで、高い性能と保守性を実現した。

 さらに保守性を高めるために、ハードウェア異常やRAS異常などを示す状態表示デジタルLEDを筐体の前面に装備。稼働状態の把握を容易にするとともに、簡易ハードウェア自己診断プログラムをBIOSに内蔵し、主要部品の障害一次切り分けを可能にした。また、リセットボタンを押した時点のメモリ内容をHDDに保存するメモリダンプ機能を標準で搭載している。そのほか、筐体内部温度のログ機能やHDD交換周期を知らせる機能などを備えた。

 主なスペックは、Core 2 Duo T7400、最大4GBメモリ、HDD容量160GB×2、USBポートを前面・背面合わせて4つ備え、PCIスロット×5、PCI-Express×1、また汎用5インチベイを搭載するため、市販デバイスも実装可能。OSは、Windows XP Professional/Server 2003のいずれかがプリインストールされる。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/11/1107.html


( 川島 弘之 )
2007/11/08 14:00

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