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HP xw6600 Workstation(ディスプレイは別売)
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HP xw8600 Workstation(ディスプレイは別売)
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は12月13日、クアッドコアのXeon 5400番台を搭載したパーソナルワークステーション2機種を発表した。ミッドレンジモデル「HP xw6600 Workstation」(以下、xw6600)と、ハイエンドモデル「HP xw8600 Workstation」(以下、xw8600)を同日より順次販売開始する。
新製品のうちxw6600は、パーソナルワークステーションのミッドレンジモデル。クアッドコアXeon 5400番台を最大2基搭載可能なほか、8基分のメモリスロットを備え、FB-DIMMを最大32GBまで搭載できる。また、グラフィックスカード向けのPCI Express Gen2 x16スロットも従来製品の1基から2基へ増設されており、2枚のグラフィックスカードを搭載すれば、最大8画面の出力が可能という。日本HPでは、複数の画面を用いる金融トレーダーや、ミッドレンジ/ハイエンドのメカニカルCAD、DCC、またOEM向けの組み込み端末などに向くとしている。
カスタマイズに対応するため構成はさまざまだが、一例として、Xeon E5450×1、1GBメモリ、80GB SATA HDD、グラフィックスレス、Windows XP Professional(32ビット版、Vista Businessからのダウングレード)の構成で31万7100円から。
一方のxw8600は、「xw8400」の後継として提供されるハイエンドワークステーション。こちらもクアッドコアXeon 5400番台を最大2基搭載可能で、ライザーカードを利用すれば、FB-DIMMメモリを最大64GB(将来的には128GB)まで拡張できる。また、グラフィックスカード向けの拡張スロットとしてPCI Express Gen2 x16を2基装備するほか、SATAポートを6基、SASポートを6基備えるなどの、高い拡張性が特徴という。日本HPによれば、ハイエンドメカニカルCADやCAE(Computer Aided Engineering)、3Dアニメーション制作、科学技術計算、オイル&ガス探査など、高度なパフォーマンスを必要とする用途に向くとのことである。
こちらもカスタマイズを行えるため構成はさまざま可能。一例として、Xeon E5460×1、2GBメモリ、250GB SATA HDD、NVIDIA Quadro FX1700、Windows XP Professional(32ビット版、Vista Businessからのダウングレード)といった構成で51万6600円から。
なお両機種とも、チップセットはインテル5400を採用。グラフィックカードは、エントリーモデル「NVIDIA Quadro NVS290」からハイエンドモデル「NVIDIA Quadro FX5600」までをサポートしており、用途に応じて選択できるようにしている。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-028.html
( 石井 一志 )
2007/12/13 12:29
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