F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は12月17日、ファイル仮想化アプライアンス「F5 Acopia ARXシリーズ」を国内で販売開始すると発表した。価格は660万円(税別)から。
ARXシリーズはもともと、米F5 Networksが9月に買収した米Acopia Networksの製品。インライン型のアプライアンスとして提供され、サーバー/NAS間のプロキシとしてネットワークに接続することで、インテリジェントなファイル仮想化機能を提供する。ユーザーはこれによって、企業内に散在するNASを統合し、ストレージ資産の一元管理を実現することが可能。加えて、クライアントとサーバーの通信はCIFS/NFSといった業界標準プロトコルで行うため、既存システムを容易に拡張でき、またヘテロジニアスな環境にも容易に対応可能という。
具体的な機能としては、異なるベンダー間のストレージであっても、アクセスを継続したままデータを移動できるマイグレーション機能のほか、ポリシーに応じた適切なストレージへ自動でデータを配置する機能を搭載しており、階層型のストレージ管理を実現可能。さらに、異なるストレージ間でファイルをレプリケーションする機能や、動的にファイルを分散させることで、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるロードバランシング機能などを備えている。
■ URL
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
( 石井 一志 )
2007/12/17 12:37
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