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imagio MP C1600シリーズ
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株式会社リコーは1月8日、A3対応デジタルカラー複合機のローエンド製品「imagio MP C1600シリーズ」(以下、C1600シリーズ)を発表した。ラインアップには、標準モデルの「imagio MP C1600 SP」と、これに5年間もしくは9万ページ出力の保守サービスをセットにした「imagio MP C1600H SP」、保守に加えてFAX機能も搭載する「imagio MP C1600H SPF」の3製品を用意した。いずれも、1月17日より販売を開始する。
C1600シリーズは、プリンタ/コピー/スキャナの機能を備えたカラー複合機で、「imagio MP C1500シリーズ」の後継として提供される。従来機と比べて、印刷速度がモノクロ15枚/分・カラー6枚/分からモノクロ16枚/分・カラー8枚/分へ向上したほか、高発色の顔料インク「ビスカスインク」、新ヘッドユニットの採用により、さらなる高画質印刷を実現したという。また、新たに搭載した温度センサーにより、本体内部の温度を感知して印字位置を調整できるようになったため、温度変化による印字位置のずれを抑止可能だ。
セキュリティ面では、ログインユーザー名とパスワードにより個人認証を行えるので、部外者の不正利用を防止可能。さらにオプションでは、HDDに残ったデータを上書き消去する機能や、印刷時に特別な地紋を埋め込んで不正印刷を防止する機能なども用意された。またドキュメントソリューション機能として、コピー感覚で紙文書を読み取ってパスワード付きPDFファイルに変換できる機能や、読み取った文書をネットワーク経由でWindowsクライアント上の共有フォルダに直接保存する機能、読み取った文書を電子メールの添付文書として送信する機能なども利用できる。なおこのドキュメントソリューション機能は、最上位のMP C1600H SPFのみ標準で搭載し、ほかの2製品ではオプションとなっている。
インターフェイスは100BASE-TX/10BASE-Tポート×1とUSB 2.0ポート×1を備えるほか、無線LANやパラレルポートの増設にも対応可能。給紙枚数は、標準351枚、最大1351枚で、手差しトレイは厚紙や光沢紙を利用できる1枚用と、最大100枚まで給紙を行える複数枚用の2つを搭載している。
価格はC1600 SPが69万8000円(税別)、C1600H SPが75万8000円(同)、C1600H SPFが89万8000円(同)。リコーでは3製品合計で、月間2000台の販売を見込む。
■ URL
株式会社リコー
http://www.ricoh.co.jp/
( 石井 一志 )
2008/01/08 14:56
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