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中国Lenovo、アジア太平洋地域担当 製品事業部ディレクターのクリス・ケリー氏
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レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は1月22日、ワークステーション「ThinkStation S10/D10」の仕様を公開した。2007年11月の全世界同時発表や、F1チームのAT&Tウィリアムズで利用されているなどの話題で注目を浴びた同製品だが、1月22日から順次受注を開始。それに伴い、全機種の仕様を一挙に公開した形だ。
ThinkStationは、「Think」の新ブランドとして2007年11月に発表されたワークステーション製品。「ThinkCentreポートフォリオの拡張版でもなければ、IBMから買い取った事業でもなく、レノボがゼロから設計したもの」(中国Lenovo、アジア太平洋地域担当 製品事業部ディレクターのクリス・ケリー氏)で、同社にとって非常に戦略的な意味を持つ新製品となる。
ラインアップは、ThinkStation S10と同 D10の2種類。前者がシングルCPU構成の製品で、製品デザイン、2D/3Dアニメーション、DTP、ビデオ編集、建設設計などを対象。後者がデュアルCPU構成の製品で、金融モデリングなどさらに大量のデータとグラフィックスを扱う業種を対象としている。
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F1チームのAT&Tウィリアムズを支援
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ThinkStation S10
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ThinkStation D10内部
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ThinkStation S10では、Core 2 Duo E6550/E6850/E8200/E8300/E8400/E8500、Core 2 Quad Q6600/Q6700/Q9300/Q9450/Q9550、Core 2 Extreme QX6800/QX6850/QX9650に対応。メモリは最大8GB(DDR3 ECC UDIMM)。160GB/250GB/500GB/750GB SATA HDD、73GB/146GB/300GB SASを3台まで搭載可能。PCIx16スロット×2(拡張スロット合計5基)を実装する。
一方ThinkStation D10では、Xeon E5205/E5260/E5405/E5410/E5420/E5430/E5440/E5450/X5450/X5460に対応。メモリは最大64GB(DDR2 ECC FBDIMM)。同上のHDDを5台まで搭載可能。PCIx16スロット×2(拡張スロット合計7基)を実装する。
両者ともに、グラフィックはNVIDIA Quadro NVS290/FX370/FX1700/FX4600、光学ドライブはDVD-ROM/DVDスーパーマルチ/Blu-rayに対応。Gigabit Ethernet×2、デジタルオーディオを標準搭載する。
OSは、Windows XP Professional/Vista Business、Red Hat Enterprise Linux 5.1から選択可能。
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ThinkStation S10の特長
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ThinkStation D10の特長
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筐体の特長としては、将来のニーズ変化に対応するスケーラビリティを確保したほか、直感的かつセキュリティロックが可能なサイドカバーラッチを実装。また、持ち運びを容易にするキャリーハンドルを上部に備える。
また冷却性能として、外部の空気をプロセッサに直接取り込むデュアルチャネル熱設計の「Air Flow Design」を採用したほか、電源ファンでは一般的な背面部80mmのものではなく、底部120mmのものを実装。大きなファンをゆっくり回すことによりノイズを大幅に減少することができるとしている。「ワークステーションでも静音性が重要。特にThinkStationは、オフィスで直接利用するような業種をターゲットしているので、静かさやユーザビリティが重要な要素となっている」(ケリー氏)とのこと。
セキュリティ・管理性としては、従来からの「Think Vantage」や「Rescue&Recovery」などのソフトをはじめ、オプションで提供する指紋認証付きUSBキーボードや、「クライアント・セキュリティ・ソリューション」といった製品も提供する。
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Air Flow Design
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底部に120mmのファンを搭載した電源ユニットを採用
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ThinkStation筐体の特長
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そのほかオプションとアクセサリ
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強固なセキュリティ
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認定ISVアプリケーション
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レノボ、代表取締役社長の天野総太郎氏
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ThinkStation S10の価格例は、Core 2 Duo E6850、2GBメモリ、250GB HDD、DVDスーパーマルチ、NVIDIA Quadro FX1700、Windows Vista Businessを搭載して24万6750円。Core 2 Extreme QX6850、2GBメモリ、250GB HDD、Blu-ray、NVIDIA Quadro FX4600、Windows XP Professionalを搭載して57万1200円など。
ThinkStation D10の価格例は、Xeon E5430、2GBメモリ、250GB HDD、DVDスーパーマルチ、NVIDIA Quadro FX1700、Windows XP Professionalを搭載して38万4300円。Xeon E5450×2、2GBメモリ、1TB HDD(RAID 5)、DVDスーパーマルチ、NVIDIA Quadro FX4600、Windows XP Professionalを搭載して80万9550円など。
レノボ、代表取締役社長の天野総太郎氏は、「主要PCベンダとしては10年ぶりとなるワークステーション市場への進出。レノボにとって非常に意味のある戦略的な出来事だ。ThinkブランドとしてはノートPCが出荷数として大きく、デスクトップ分野はまだまだ拡販の余地がある。2008年以降は、ThinkCentreとThinkStationによってこの分野を強化していきたい」と意気込みを見せた。
なお、日本IBMからはワークステーションブレードが発表されているが、対象とするユーザーが異なるので競合になるものではないとする。それよりもデスクトップ型、ブレード型と特長の異なる両社の製品を、ユーザーにとって多様な選択肢として協業していくつもりとのことだ。
■ URL
レノボ・ジャパン株式会社
http://www.lenovo.com/jp/ja/
ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2008/01/0122.html
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