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ミラポイント、メールアプライアンス新製品－最大126TBのSAN対応モデルなど |
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MMSは、高信頼のメッセージ基盤を構築するアプライアンス。新製品としては、ファイバチャネルのSAN（Storage Area Network）に対応した「MMS 6000-SAN Edition（S6000）」や、SAS（Serial Attached SCSI）コントローラを内蔵した「MMS 6000（M6000）」「MMS 600（M600）」を投入する。 S6000では、SAN対応のほか、1台あたりのストレージ容量を従来比2倍の8TBに増強。さらに専用SANストレージ「XSANシリーズ」を利用することで、最大126TBの容量にまで拡張が可能だ。このXSANでは、S6000との9対1のクラスタ環境も構築できるほか、パリティ2重化による耐障害性の向上、「SnapShot」機能による高速バックアップ・リストア、「Geographic Mirroring」機能による災害対策なども実現する。 基本スペックとしては、S6000/M6000が2UサイズでクアッドコアXeon（2.3GHz）×2個を実装、M600が1UサイズでクアッドコアXeon（2.0GHz）×1個を実装し、いずれも4GBメモリを標準搭載する。価格は、S6000が960万9000円から、M6000が623万円から、M600が352万7000円から。 一方のMRGは、ウイルスやスパムに対抗するセキュリティアプライアンス。新製品としては、「MRG 6000（RG6000）」「MRG 600（RG600）」「MRG 160（RG160）」を投入する。いずれにおいてもCPU、メモリ、内蔵ストレージなどのハードウェアを強化し、SMTPレイヤプロテクション、アンチスパム・ウイルス、コンテンツフィルタリングなどの性能を向上した。 特にハイエンドのRG6000では、アンチスパム・ウイルスエンジン稼働中のメール配信数を前モデルより約30％向上し、1時間当たり最大24.8万通の処理を実現。内蔵ストレージも289GBから600GBに拡張され、大規模システムでも快適に利用できるようになったとしている。 基本スペックとしては、RG6000が2UサイズでクアッドコアXeon（2.3GHz）×2個、4GBメモリを標準搭載。RG600/RG160が1UサイズでクアッドコアXeon（2.0GHz）×1個と、それぞれ4GB/2GBメモリを標準搭載する。価格はRG6000が623万円から、RG600が352万7000円から、RG160が142万1000円から。
今後の戦略としては、「テクニカルパートナーなどとの提携を強化し、日本市場にマッチしたソリューションを順次提供していく予定」（徳久部長）。その第1弾が1月24日に発表したサイバートラストとの協業で、これにより「ミラポイント製品上でSSLサーバー証明書が利用可能となり、APOP方式の脆弱性を回避する方法としてIPAが推奨するPOP over SSL、IMAP over SSL、SMTP TLSを利用したメール暗号化が実現する」（同氏）という。 なおAPOPは、ハッシュ（MD5）でパスワードを暗号化する技術だが、2007年4月に電気通信大学により、プロトコルの欠陥によりパスワードが解読できてしまう脆弱性が指摘されていた。 ■ ＵＲＬ ミラポイントジャパン株式会社 http://www.mirapoint.co.jp/ プレスリリース http://www.mirapoint.co.jp/news/20080128.php
（ 川島 弘之 ）
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