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OKI、無停止型のサーバー監視アプライアンス「DressUP Cockpit FT」


 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は2月28日、中小規模システム向けのサーバー監視アプライアンス「DressUP Cockpit」の新製品として、無停止型モデルの「同 FT」を発表した。3月1日から販売を開始する。

 DressUP Cockpitは、「中小規模でも低コストで本格的なシステム運用管理を導入できる」(OKI)よう設計されたサーバー監視アプライアンス。ユーザーの手間をできる限り省くため、監視対象機器の情報や監視項目を事前に設定してから出荷されるほか、監視対象機器へのエージェントが不要などの工夫が凝らされている。

 今回発表されたDressUP Cockpit FTでは、24時間365日の連続稼動などより高い可用性を求められるシステムを監視するため、無停止型モデルが採用された。ハードウェアに日本ストラタステクノロジーの無停止型サーバー「ftServer 2500システム」を使用し、CPU・メモリ・PCI・ディスク・電源などのコンポーネントをすべて二重化。ハードウェア故障時のシステムダウンの可能性が抑えられているほか、ソフトウェアの切り替えや復旧といった作業も不要なため、担当者の負担を抑えつつ24時間連続稼働システムの常時監視が可能という。

 中小規模システムを対象としており、サーバー50台(ネットワーク機器と合わせて100台)までを監視可能。生存監視、リソース監視、プロセス監視、イベント監視などができるほか、ユーザーごとの機能を制限するマルチアカウント、操作履歴、レポーティング、サーバー情報管理など、セキュリティや運用性を向上するさまざまな機能を搭載している。また、日立のJP1、日本HPの監視ツールなどの他社製品とアラート通知を利用した連携も可能という。

 価格は390万円(税別)。OKIでは、DressUP Cockpit全体で3年間に600セットの販売をめざす。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/press/2008/02/z07156.html


( 川島 弘之 )
2008/02/28 16:45

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