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HACS
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分解図
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株式会社エーピーシー・ジャパン(以下、APCジャパン)は3月3日、データセンター内のホットアイル部分を囲み、熱再循環を防ぐソリューション「HACS(Hot Aisle Containment System)」を発表した。
HACSは、IT機器からの排熱がたまるホットアイルの両サイドとラック間の天井部分の3方向を隙間なくパネルでふさぎ、熱をHACS内部に閉じこめて冷却を行うソリューション。これにより、IT機器の吸気部への排熱再循環を防げるため、全体の排熱処理効果を約15%向上させることが可能という。
同社が2006年4月から提供してきた、ラック列単位で冷却を行うモジュール式の冷却ソリューション「InfraStruXure InRow(以下、ISX IR)」と組み合わせて使用する。ISX IRでは、ラックに隣接して冷気を供給するため、従来の消費電力量0.5kW~2kWの発熱量はもちろん、5kW以上の発熱があるIT機器の冷却にも対応するのが特長。さらにHACSを導入することで、一層効率的な冷却が実現するとのこと。
APCジャパンでは、両製品の組み合わせによる相乗効果でグリーンIT市場の拡大に努め、InfraStruXure InRow売り上げの前年度比300%増をめざす。
■ URL
株式会社エーピーシー・ジャパン
http://www.apc.com/jp/
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( 川島 弘之 )
2008/03/03 18:17
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