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コダック ScanMate i1120スキャナー
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コダック株式会社は3月4日、パーソナルドキュメントスキャナ「コダック ScanMate i1120スキャナー(以下、ScanMate i1120)」を発表した。3月26日より販売を開始する。価格はオープンだが、想定価格は4万8000円。
ScanMate i1120は、読み取り速度が最高20枚/分(両面読み取り時で40イメージ/分)のコンパクトスキャナ。同社独自のイメージ処理技術「パーフェクトページ」によって、書類ごとに傾き修正や枠消し、濃度調整などを自動で行えるのが特長。出力形式は、PDF、TIFF、JPEGなど。それぞれ、カラー・白黒・グレースケールでの出力に対応している。そのほか、スキャンと同時に変換したイメージをメールに添付したり、指定のフォルダに保存するなどの機能も用意されている。
手軽にスキャンを行う機能として、出力ファイル形式や解像度など最大9パターンの条件を設定できるスマートタッチ機能を用意。これを利用することで、本体側から直接番号を指定してスキャンを行うことができる。
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スキャン方法やファイル形式など細かな設定に対応。設定内容はタスクとして最大9つ保存可能
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保存したタスクはタスクトレイのアイコンから呼び出したり、本体から選択することができる
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そのほか、書類の定位置にある写真や署名、印影などを自動的に切り出す「相対クロッピング」、赤・青・緑の中野一色を書類上から除去してOCR用の白黒イメージを出力する「カラードロップアウト」、白黒とカラーなど2種類のイメージを同時に出力可能な「デュアルストリーム」などの機能も用意されている。
同社ドキュメントイメージングアンドビジネスプロセスサービス事業部 企画部 部長の下嶋秀樹氏は「今回発表したScanMate i1120は、企業内個人やSOHO、個人事業主を意識した製品。他社製品と比べて、スキャンの速度が速いながらも、用紙ごとにスキャンのクオリティを調整するなど、上位機種で培ったノウハウを生かしたスキャンを行えるのが特長」と、品質の高さを強調。「パーソナルドキュメントスキャナでは、先行企業が存在しているが、このScanMate i1120で新たなニーズを掘り起こせる」と、意欲を見せた。
対応書類サイズは、長さ63~863mm、幅50~215mm。フィーダ容量は最大50枚。対応OSは、Windows 2000/XP/Vista。インターフェイスは、USB 2.0。本体サイズは、幅300mm×奥行き157mm×高さ147mm。重量は2.7kg。
■ URL
コダック株式会社
http://www.kodak.co.jp/
プレスリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0308/040308.shtml
( 福浦 一広 )
2008/03/04 15:29
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