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松下、Atom搭載の法人向けUMPCを開発-2008年秋にも発売
今回開発されたUMPC
新製品の活用イメージ
松下電器産業株式会社(以下、松下)は3月5日、インテルの小型機器向け省電力プロセッサ「Atom」を搭載する法人向けの超小型モバイルPC(UMPC)を開発したと発表した。フィールドモバイルに特化した頑丈ノートPC「TOUGHBOOKシリーズ」の1製品として、2008年秋より、法人ルートで順次発売されていく予定で、現在、独ハノーバーで開催されている「CeBIT 2008」において参考展示されている。
この新型ノートPCは、インテルが3月3日に発表した超省電力プロセッサのAtomを搭載し、1日持ち運べる長時間駆動を実現するほか、バッテリのホットスワップに対応し、バッテリの電源を入れたままでも交換が可能という。
液晶は5.6型のタッチパネルを採用。重量は1kgを切り、手のひらに載せて使える小型・軽量設計になっているとのこと。また、TOUGHBOOKシリーズの特徴である頑丈さについても受け継いでおり、特に対衝撃・対落下性能については、従来の製品よりも向上している。
OSはWindows Vistaに対応し、Windowsアプリケーションが動作するため、一般ノートPCと同等の操作環境を提供できるという。また用途に合わせて、キーボード、ワイヤレス、カメラ、バーコードリーダーなどのカスタマイズも可能とのことである。
なお松下では、「UMPCは、今後2010年には全世界で約10倍の成長が期待されている市場。同市場へ新規参入することで、さらなるフィールドモバイル市場拡大を目指す」としている。
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URL
松下電器産業株式会社
http://panasonic.co.jp/index3.html
プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080305-1/jn080305-1.html?ref=news
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