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アダプテック、速度と拡張性を強化したSATA/SAS両対応のRAIDコントローラ7製品 |
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Adaptec RAID 5シリーズは、SATA/SAS HDDを1つのカードでサポートする「ユニファイドシリアルアーキテクチャ」に基づいたRAIDコントローラ。既存製品「Adaptec RAID 3シリーズ」の上位製品にあたり、「顧客やSIerなどからの要望に応え、パフォーマンスとスケーラビリティを大幅に向上させている」（米Adaptecのブランド・プロダクト・ディレクター、スレッシュ・パニカー氏）という。 ラインアップには、ポート数に応じた7種類を用意した。そのうち、8ポート以下のローポートコントローラは4製品で、内部ポート×4の「5405」、同×8の「5805」、外部ポート×8の「5085」、内部ポート×4、外部ポート×4の「5445」が提供される。これらはいずれもロープロファイルサイズのボードとなっており、1Uサイズの薄型筐体でも利用できる。 一方12ポート以上のハイポートコントローラは、内部ポート×12の「51245」、同×16の「51645」、同×24の「52445」の3製品がラインアップされた。サイズは3製品共通で、フルハイトのPCIハーフサイズ。これらは、HDDを多数搭載するストレージサーバー製品への搭載に向くが、いずれも内部ポートに加えて外部ポート×4を搭載し、JBODなど外部ストレージとの接続が標準で可能になっている。 PCとの接続インターフェイスは、7製品ともPCI Express x8で、心臓部となるコントローラには1.2GHzのコアスピードを持つインテルのIOP348 RAIDを採用したほか、512MB（5405のみ256MB）のキャッシュメモリを搭載する。パニカー氏は「従来、400～600MB/秒だった性能を1GB/秒以上に拡張。また、これまでの製品を大きく超える機器256台までの拡張性を備えており、システムごとに200TBを超える容量を確保できる」と述べ、その性能と拡張性を強調した。
用途としては、インターネットデータセンターや、医療画像、通信といった分野を想定。製品はまず、こういった業界向けのソリューションを提供しているSIerへ提供され、ハードウェアに組み込まれた後に、エンドユーザーへ納品されるケースが多くなるという。そのためAdaptecでは、サーバー、エンクロージャ、マザーボード、HDD、ソフトウェアといったパートナーとワールドワイドでエコシステムを構築しており、互換性検証の実施、技術資料の提供などを積極的に行うことで、SIerやシステムビルダーを支援するとした。 Adaptec RAID 5シリーズの価格は公表されていないものの、「ほとんどAdaptec RAID 3シリーズと変わらない価格で、競合他社のSATAのみ対応の製品と変わらないレベルを維持している」（パニカー氏）とのこと。実際には、Adaptec RAID 3シリーズの10～15％増しの価格が想定されている。 ■ ＵＲＬ アダプテックジャパン株式会社 http://www.adaptec.com/ja-jp/ プレスリリース http://www.adaptec.com/ja-JP/company/pr/news/prarchive/2008/Mar/pr080311.htm ■ 関連記事 ・ アダプテック、SASとSATAに対応したユニファイドコントローラを発売（2007/03/28）
（ 石井 一志 ）
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