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PRIMEQUEST 510A
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富士通株式会社は4月17日、基幹IAサーバー「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」を発表した。従来モデル「同 500シリーズ」を性能強化するとともに、最大4CPUを搭載できるエントリーモデル「PRIMEQUEST 510A」を新たに提供する。新製品の販売は同日より開始される。
基幹IAサーバーとして提供されているPRIMEQUESTシリーズは、Itaniumプロセッサを搭載し、LinuxやWindows Serverといったオープン系OSと、富士通がメインフレームで培った高信頼ハードウェア技術を融合させた製品。今回はそのラインアップに、中小規模データベースシステムなどに適用できるエントリーモデルのPRIMEQUEST 510Aを追加した。同製品は、ミッドレンジ/ハイエンド向けと共通する自社開発のチップセットを採用し、最新のデュアルコアItanium 9100番台を最大4基搭載可能。筐体は5Uサイズのラックマウント型で、AC100V電源にも対応可能という。価格は300万円(税別)から。
一方、その上位となるPRIMEQUEST 520A/540A/580Aは、従来モデルを一新。FSBを667MHzへ向上させたほか、CPUにはデュアルコアItanium 9100番台を、それぞれ最大8/16/32基のCPUを搭載でき、基本性能が向上している。また、PRIMEQUEST 540A/580Aは最新のOSと連携して、パーティションに対応したハードウェア構成を動的に変更する「ダイナミックパーティション機能」を利用可能とのこと。さらに、Red Hat Enterprise Linux 5.1もしくはWindows Server 2008との連携では、CPUやメモリを搭載するシステムボードの動的追加を実現しており、リソース不足の際にも、システムを停止せずに処理能力を向上させられる。
価格は、PRIMEQUEST 520Aが520万円(税別)から、同 540Aが2180万円(税別)から、同 580Aが4180万円(税別)から。富士通ではPRIMEQUESTシリーズ全体で、2009年度末までに2000台の販売を見込む。
■ URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/04/17.html
( 石井 一志 )
2008/04/17 18:44
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