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JCS、図書館より静かなワークステーション-冷却機構の見直しで34dBを実現


Type GLXS(モニタ別売り)

ヒートパイプを組み込んだ大型ヒートシンク

ホットスワップ対応リムーバブルHDDベイ
 株式会社日本コンピューティングシステム(以下、JCS)は4月23日、ワークステーションの新モデルとして、45nmクアッドコアのXeonを搭載した超静音型ワークステーション「Type GLXS」を発表した。販売開始は4月25日から。

 Type GLXSは、パフォーマンスと静音性を高い次元で両立したハイエンドワークステーション。徹底して静音化を追求した新設計の筐体デザイン、および冷却機能を採用し、図書館並みといわれる40dBよりもさらに静かな34dBの静粛性を実現したのが特長という。

 具体的には、筐体全体の風量を計算した上で、CPUの冷却に、最小の風量で最大の冷却効果が得られるようヒートパイプを組み込んだ大型ヒートシンクを搭載。すべてのクーリングファンは、静音性・耐久性に優れた大口径タイプのものを採用している。また、それらを制御するファンコントロール機能もより高度なものを実装し、電源ユニットでも静音化を図ったという。

 パフォーマンス面では、Xeonプロセッサを2基搭載可能にしたほか、低消費電力タイプのメモリをサポートする「Intel 5100メモリー・コントローラー・ハブ(MCH)チップセット」を採用。メモリは最大24GBまでサポートし、グラフィックス面では「ATI FireGL V3600」を標準搭載した。

 これらの特徴により、医療機関や研究施設などのニーズにも対応する静音性と、デジタルコンテンツ制作やMCAD(Mechanical Computer-Aided Design)、EDA(電子設計オートメーション)、および3Dアプリケーションなどのニーズにも対応するハイパフォーマンスをともに実現した。

 なお、対応するCPUは、クアッドコア45nm XeonのX5460/X5450/E5450/E5440/E5430/E5420/E5410/E5405/L5420/L5410、デュアルコア45nm XeonのX5260/E5205。

 このほか特徴としては、8基のHDDベイを標準搭載するほか、PCI-Expressスロットを2本(x16とx4)、PCI-Xスロットを2本、PCIスロットを2本を装備。スーパーマルチドライブに加え、オプションでBlu-rayドライブも搭載可能にしている。また、横置きすることで4Uラックマウントシャーシとして利用することも可能だ。

 価格例は、クアッドコアのX5460(3.16GHz)搭載モデルが68万2500円(税別)、E5405(2GHz)搭載モデルが37万8000円(同)、デュアルコアのX5260(3.33GHz)搭載モデルが57万7500円(同)など。



URL
  株式会社日本コンピューティングシステム
  http://www.jcsn.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.jcsn.co.jp/news/jcs_press_release0804g.html


( 川島 弘之 )
2008/04/23 16:38

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