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日本HP、容量仮想化技術に対応したストレージ従量課金サービス


 日本ヒューレット・パッカード株式会社は5月8日、ストレージ容量仮想化技術に対応したストレージ従量課金サービス「HP StorageWorks Utility Ready Storage ソリューション(以下、HP URSソリューション)」を発表した。あわせて、SANダイレクタスイッチ「HP StorageWorks DC SAN Backbone Director(以下、DC SAN Backbone Director)」を発表した。

 HP URSソリューションは、月ごとの使用可能ストレージ容量に対して課金する、ストレージの使用権を提供する従量課金サービス。同社ハイエンドストレージ「HP StorageWorks ディスクアレイXPファミリ」の容量仮想化技術「Thin Provisioning」に対応することで、サーバーに割り当てられたディスク容量(使える容量)ではなく、実際に割り当てられたディスク容量(使った容量)への課金が可能なのが特長。

 利用料は、初期導入時に基本容量の「コミット容量」、従量分の「バッファ容量」、容量あたりの「月額料金」により決定。容量追加時に、バッファ容量や料金の見直すことも可能。HP StorageWorks XP24000のHP URSソリューション 4年契約(導入時の使用可能容量 56TB、従量用バッファ容量28TB、年間容量増加率30%の想定)の場合、従来の4年リース(均等払い)と比べて、初年度の合計投資額は約40%削減できるとしている。


 あわせて発表されたDC SAN Backbone Directorは、8GbpsのFCポートをサポートしたSANダイレクタスイッチ。ブレード単位でのポート増設に対応しており、1筐体あたり最大384ポートまで搭載可能。1/2/4/8/10GbpsのFCポートやIPポートでのFCIPやiSCSI(対応予定)などマルチプロトコルにも対応している。価格は1890万円から。出荷開始は6月上旬。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-099.html

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  ・ 日本HPがハイエンドストレージをリニューアル、実容量以上のボリューム割り当てが可能に(2007/05/15)


( 福浦 一広 )
2008/05/08 12:29

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