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富士通、21デシベルの稼働音を実現した低騒音サーバーなど


PRIMERGY ECONEL 100 S2

PRIMERGY RX600 S4
 富士通株式会社は5月13日、x86サーバー「PRIMERGYシリーズ」のラインアップに、4製品を追加すると発表した。今回提供されるのは、1Wayサーバーが2製品、4Wayサーバーが1製品と、高信頼サーバーが1製品。5月16日より、順次出荷が開始される。

 新製品のうち、1Wayサーバー「PRIMERGY ECONEL 100 S2」は、稼働時21デシベルの静音性を実現したタワー型サーバー。最新CPUを採用して性能向上を図ったほか、HDDはSATA接続のものを4台まで搭載できる。価格は、Pentium デュアルコア E2180(2GHz)、512MBメモリ、ディスクレスといった構成で8万9000円(税別)から。

 1Wayサーバーのもう1製品「PRIMERGY RX100 S5」は、1Uサイズのラック型サーバーで、CPUにはCeleronや、デュアルコアのXeon/Core 2 Duo、クアッドコアのXeonを利用可能。HDDは、SASとSATAに両対応する。価格は、Celeron 430(1.80GHz)、512MBメモリ、ディスクレスといった構成で10万8000円(税別)から。

 4Wayの「PRIMERGY RX600 S4」はハイエンド向けのラック型サーバーで、こちらもデュアルコアやクアッドコアのXeonに対応。また、省電力型のXeon L7345(1.86GHz)も利用でき、同CPU搭載モデルでは100V電源にも対応する。加えて、メモリは最大128GBまで拡張可能。同一データを2つのチャネルペアに書き込み信頼性を向上させる「メモリ・ミラーリング」機能をサポートした。価格は、Xeon E7220(2.93GHz)×2、4GBメモリ、ディスクレスといった構成で139万円(税別)から。

 最後の「PRIMERGY TX300FT S4」は、2台のサーバーをソフトウェアで仮想的に1台として動作させ、ハードウェアを完全に二重化した高信頼サーバー。OSやアプリケーションからは1つのサーバーとして認識されるので、既存アプリケーションを修正せずにそのまま利用できるという。また、この製品もメモリ・ミラーリング機能をサポートする。価格は、Xeon E5205(1.86GHz)×1、1GBメモリ、73GB HDD×2(RAID 1構成)、Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition(25CAL付き)といった構成で174万8000円(税別)から。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/05/13-1.html


( 石井 一志 )
2008/05/13 18:29

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