キヤノン株式会社は5月15日、ページプリンタ「Sateraシリーズ」のラインアップを拡充すると発表した。薄型化したA4対応カラーレーザープリンタ2製品と、A4対応モノクロプリンタ、A3対応モノクロプリンタを各1製品提供する。
今回キヤノンが発表した製品のうち「LBP5050/5050N」は、A4対応のカラーレーザープリンタ。従来縦長だったキヤノン製A4カラーレーザープリンタの形状を一新し、401×452×262mm(W×D×H)の横長・薄型形状を採用したほか、消耗品交換と給排紙をすべて前面から行えるようにするなど、「省スペース性と操作性を両立させた」(同社)という。またファンレス構造のため、待機時には無音で、静かなオフィスや図書館など、静音性が要求される場所でも利用できる。
印刷速度は、カラー8枚/分、モノクロ12枚/分。インターフェイスはUSB 2.0×1と、LBP5050Nのみ、100BASE-TX/10BASE-Tポートを備える。給紙枚数は、標準・最大とも150枚。Windows Vista/XP/2000/Server 2003と、Mac OS X 10.3.9以降に対応する。価格は、LBP5050が6万4800円(税別)、LBP5050Nが7万9800円(同)。いずれも5月22日の発売を予定する。
一方、モノクロプリンタのうちA4対応の「LBP3100」は、16枚/分の出力が可能なエントリーモデル。既存のローエンド製品「LBP3000」の上位機に位置付けられる。特徴は、372×250×197mm(W×D×H)のコンパクト筐体を採用したことで、設置場所のバリエーションが広げられるという。また、オンデマンド定着によるクイックスタートが可能なほか、待機時消費電力2Wの省エネ設計を実現している。
インターフェイスはUSB 2.0×1を備え、オプションでネットワークにも対応可能。給紙枚数は最大・標準ともに151枚となっている。対応OSは、Windows Vista/XP/2000/Server 2003と、Mac OS X 10.3.9以降。価格はオープンだが、実売価格は2万円前後を想定する。発売は2008年夏を予定している。
最後の「LBP3980」は、35枚/分の印刷が可能なA3対応モノクロレーザープリンタ。不定形カセットを標準で採用し、さまざまな用紙に対応する点が特徴で、給紙容量も1850枚(標準は350枚)まで拡張できる。また、IPv6への対応や、オンデマンド定着によるクイックスタート、スリープモード時5Wの低消費電力も達成した。
インターフェイスはUSB 2.0×1、100BASE-TX/10BASE-T×1を備え、パラレルポートも拡張可能。OSは、Windows Vista/XP/2000/Server 2003と、Mac OS 9.1以降に対応する。価格は14万8000円(税別)で、発売は6月5日の予定。
■ URL
キヤノン株式会社
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-05/pr-lbp5050.html
( 石井 一志 )
2008/05/15 13:29
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