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NEC、最大40%の低消費電力化を実現した低電圧版クアッドコアXeon搭載サーバー


Express5800/i120Ra-e1
 日本電気株式会社は5月16日、データセンター向けサーバー「Express5800/iモデル」のラインアップに、省電力サーバー「Express5800/i120Ra-e1」を追加すると発表した。同日より販売を開始する。

 i120Ra-e1は、低電圧版のクアッドコア/デュアルコアXeonを2基搭載可能な1Uサイズのラックマウント型サーバー。プロセッサだけでなく、低消費電力のチップセットやSDRAM DIMMメモリを採用するなど、主要部材で低消費電力化を実現。また、ファンの回転数や設置数の最適化、プロセッサの周波数の常時制御といった装置としての低消費電力化も行われている。これらにより、待機時の消費電力が126Wと、従来製品(Express5800/i120Rg-1)と比べて最大40%低消費電力化を実現しているのが特長。

 また、奥行きを従来製品と比べて約19%小型化することで、保守エリアが限られたデータセンターでの設置・管理を容易にするなどの工夫もなされている。そのほか、Webブラウザを利用してリモートから遠隔操作が可能なサーバー管理チップ「EXPRESSSCOPEエンジン」を標準搭載。遠隔地からの電源のオン・オフやサーバー障害時の監視・通報機能などが行える。

 価格は、クアッドコアXeon L5410/デュアルコアXeon L5240、1GBメモリ、ディスクレスの構成で20万9000円(税別)から。出荷開始は5月30日。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0805/1601.html


( 福浦 一広 )
2008/05/16 12:30

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