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日本HP、SenSage製品を組み合わせた統合ログ管理アプライアンス |
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コンサル・構築サービスも提供
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HP CLWは、企業内のあらゆるログを収集し、日本版SOX法などの法規制に準拠した形で、保護・保管・分析・監視・監査を実現する統合ログ管理アプライアンス。ハードウェアに「HP Integrity rx2660」、OSに「Red Hat Enterprise Linux」を採用し、米SenSageのログ管理ソフト「SenSage Enterprise Security Analytics」をプリインストールして出荷される。「アプライアンスで提供するため、セットアップが簡単」（エンタープライズストレージ・サーバ事業統括 BCSビジネス本部 サーバ・マーケティング部の岡村秀樹氏）なのが特長だ。 「Collector」というコンポーネントがログを収集し、「Scalable Log Server」が圧縮・保管。「Analyzer」が分析・調査を行い、「Compliance Analytics Package」でレポート出力する。 Collectorにより、収集に際して、既存サーバーにエージェントは一切不要。主要な14種類のログ形式に対応するアダプタ「Log Adapter」を標準搭載し、カスタマイズすることで、ユーザー固有のアプリケーションを含めさまざまな形式のログに対応できる。岡村氏によると「テキストベースのログであればどんなものでも収集が可能」で、この柔軟性が他社製品にはない優位点という。
クラスタ構成に対応するのも特長。ログサーバーを分散配置することで、ログデータの冗長化を実現するとともに、データ容量の増加に合わせたスケーラブルなシステム拡張にも対応する。スモールスタートができるため、初期導入コストも抑えられるというわけだ。 スケーラブルなデータウェアハウスのメリットとして、岡村氏は、「段階拡張が可能なので、パフォーマンスの劣化がない」と説明。さらにRDBMSを使う製品と異なり、「データベースのライセンスが不要な上に、インデックスやロールバックログなど、余計なオーバーヘッド部分がない」とした。一方で、「複雑な仕組みを用いているわけではなく、RDBMS製品と同様にSQLによるアクセスが可能。データベースと同様の正確性が保たれる」とアピールした。 価格は、1ノード構成の場合で1785万円から。 なおハードウェアの主なスペックは、デュアルコアのItanium 9040（1.60GHz/18MB L3キャッシュ）×2、8GBメモリ、146GB HDD×8個（RAID 5構成済み）など。 また、「統合ログ管理基盤導入においては、計画が何より重要」（コンサルティング・インテグレーション統括本部 技術本部 ソリューション技術本部 セキュリティソリューション部 シニアセキュリティスペシャリストの望月淳氏）として、ログ管理の方針策定から要件定義までを支援するコンサルティングサービスも提供する。 ここでは、ログ管理の現状分析に基づいた方針書作成のほか、管理対象の整理および優先度定義、現状の出力ログ調査を行い、要件定義を実施する。「ログ管理を行うに当たっては、経営戦略と整合性の取れた目的の明確化と、組織的な取り組みが重要。そのためには必要なログを見極め、優先度を定義していくことが必要不可欠となる」（望月氏）との考えから、「日本HPがこれまでに培ったコンサルティングノウハウを惜しみなく提供していく方針」だ。 ■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-106.html
（ 川島 弘之 ）
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