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日本HP、クアッドコアOpteronを8基搭載できる7Uラックマウントサーバーなど |
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戦略的値付けで価格性能比191％を実現
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HP ProLiantに関しては、既存のラックマウントサーバー4機種とブレードサーバー2機種に、クアッドコアのOpteronプロセッサを搭載し、世代を一新する。併せて、新シリーズとなる7Uラックマウントサーバー「HP ProLiant DL785 Generation 5（以下、DL785 G5）」もラインアップに追加。計7製品を新たに投入する。HP Workstationに関しては、水冷システム搭載モデル「HP xw9400 Workstation（以下、xw9400）」をクアッドコアのOpteronプロセッサに対応させ発売する。出荷開始はいずれも6月下旬より。 日本HPと日本AMDのパートナーシップは、1996年以来12年におよび、「最先端技術を搭載した製品を共同で投入し続けてきた。特に学術研究や製品設計におけるHPC（ハイパフォーマンスコンピューティング）分野のLinux市場において強く支持されている」（執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括の松本芳武氏）という。その上で、国内市場でのHP ProLiantとAMDプロセッサの出荷台数が、ほぼ同じ伸び率を示していることから、「HP ProLiantの好調にAMDプロセッサが大きく貢献していることは間違いない」と語る。
それ以外のHP ProLiant世代一新モデルとしては、Opteron 8300番台を最大4基搭載可能なラックマウントサーバー「HP ProLiant DL585 Generation 5（以下、DL585 G5）」およびブレードサーバー「同 BL685c Generation 5」、Opteron 2300番台を最大2基搭載可能なラックマウントサーバー「同 DL385/DL365/DL165 Generation 5」およびブレードサーバー「同 BL465c Generation 5」を投入する。価格はそれぞれ、121万8000円から、128万1000円から、26万6700円から、27万3000円から、15万5400円から、31万9200円から。 「全製品で戦略的な価格付け」（橘氏）をしており、DL585のG5と3世代前のG2を比べると、「パフォーマンス比で157％、価格性能比で191％の向上を実現した」としている。 今回、クアッドコアのOpteron搭載ProLiantを投入することで、HPC分野でのさらなる実績を積み上げる方針。その上でさらに「この成功事例を他業界にも展開していく。高い性能を生かしてデータベースなどの一般業務システムにも踏み込んでいきたい」（松本氏）と、新たな市場開拓の意向も見せている。 一方のxw9400は、設計・製造、地質探査、科学技術、ビデオ・アニメーション編集などの市場をターゲットにする水冷システム搭載ハイエンドワークステーション。クアッドコアのOpteron 2300番台を最大2基、メモリを最大64GB搭載できるほか、ツールレスでの拡張スロット、光学ドライブ増設を可能にしている。橘氏は「AMDプロセッサは水冷で効率よく冷える特徴を持つ。両社の技術を組み合わせることで、高性能安定稼働と静音性を実現できる製品になっている」とアピールした。価格は56万700円。
■ ＵＲＬ 日本ヒューレット・パッカード株式会社 http://www.hp.com/jp/ ニュースリリース http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-110.html
（ 川島 弘之 ）
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