高さ2メートルのキャビネットに、クアッドコアCPUを2個搭載したサーバーを64台搭載することで、最大512のCPUコアの搭載が可能。また、VMwareの仮想化基盤「VMware ESX Server 3.5」と、NECの統合プラットフォーム管理ソフトウェア「SigmaSystemCenter」との組み合わせにより、ハードの負荷に応じて業務の最適配置を実現し、省電力化を達成している。
徹底した省電力の追求
省スペース・軽量化の実現
仮想化を活用したプラットフォーム運用最適化
ECO CENTERのモジュール
モジュール内は冷却効率を考慮した最適配置となっている
軽量化、省スペース化を実現するECO CENTERのキャビネット
SigmaSystemCenterによるサーバーの最適配置
伊藤行雄執行役員常務
同社・伊藤行雄執行役員常務は、「当社は、2007年11月に、REAL IT COOL PROJECTを策定し、省電力プラットフォーム、省電力制御ソフトウェア、省電力ファシリティサービスの観点から、技術、製品、サービスの開発および提供を行っている。今回のECO CENTERも、これに基づいて製品化したものとなる。企業内データセンターにおいては、電力、冷却、スペースといった問題が、切実な課題となっており、緊急に解決しなくてはならない。サーバー全体の消費電力の約2割を占めるCPUに、低電圧CPUを採用することで、サーバー全体の消費電力を削減することは可能だが、データセンターの設置環境への最適化を推進すれば、さらに消費電力の削減を行うことが可能。ECO CENTERでは、省電力化技術に加え、仮想化、最適化の採用でさらなる省電力を追求した」としている。