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日本HP、データ重複排除技術を搭載したディスクバックアップ製品


 日本ヒューレット・パッカード株式会社は6月30日、ディスクバックアップストレージ「HP StorageWorks D2D2500 Backup System(以下、D2D2500)」「HP StorageWorks D2D4000 Backup System(以下、D2D4000)」、および、中規模SAN環境向けディスクバックアップストレージ「VLS6000シリーズ」に対応した重複排除ライセンス「HP StorageWorks VLS6000 Data Deduplication LTU(以下、VLS6000 LTU)」、データセンターのバックアップ統合向けディスクバックアップストレージ「VLS12000 Gatewayシリーズ」に対応した重複排除ライセンス「HP StorageWorks VLS12000 Data Deduplication LTU(以下、VLS12000 LTU)」を発表した。


HP StorageWorks D2D2500 Backup System

HP StorageWorks D2D4000 Backup System
 D2D2500/D2D4000は、HDDによるデータバックアップを目的とした中小規模環境向けのストレージ。両製品とも、データ重複排除技術に対応しているのが特長。データ重複排除技術は、以前のバックアップデータと新しいバックアップデータをブロック単位で比較し、重複箇所はコピーしないという技術。フルバックアップや差分バックアップと比べると、さらに小さいブロック単位で変更箇所を認識するため、圧縮率が高まり、より小容量のバックアップですむのが利点となっている。

 D2D2500は、1Uラックマウントサイズのディスクバックアップストレージ。論理容量は最大2.25TB。ホストインターフェイスはiSCSI。価格は、78万円(税別)から。

 D2D4000は、2Uラックマウントサイズのディスクバックアップストレージ。論理容量は最大7.5TB。ホストインターフェイスはiSCSIまたはファイバチャネルから選択可能。価格は、260万円(税別)から。


 VLS6000 LTU/VLS12000 LTUは、VLS6000シリーズおよびVLS12000 Gatewayシリーズにデータ重複排除技術を追加するライセンス。VLS6000 LTU/VLS12000 LTUで追加されるデータ重複排除技術は「加速的重複排除機能」と呼ばれ、バックアップとリストアの性能を劣化させることなく、スケーラブルにシステムを拡張できるのが特長。価格は、VLS6000 LTUが110万円(税別)から、VLS12000 LTUが66万円(税別)から。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-134.html


( 福浦 一広 )
2008/06/30 14:59

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