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Eee PC 901。本体カラーは、パールホワイトとファインエボニーの2色を用意
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APAC_MEAセールスグループ日本担当EeePCアカウント・マネージャーのリンダ・シェー氏
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ASUSTeK Computer inc(ASUS)は、Eee PCシリーズの新製品として、「Eee PC 901」の国内販売を、7月12日から開始すると発表した。
CPUには、インテルAtomプロセッサーN270を採用。メインメモリは1GB、重量は約1.1kg。
従来製品に比べて、液晶ディスプレイを、8.9インチワイドTFTカラー液晶に拡大するとともに、1024×600ドットに解像度を高めるなど、表示能力を向上。さらに、新機能の圧縮モードを搭載することで、擬似的に1024×768ドットの表示も可能になるという。
4GBと8GBの2つのSSD(ソリッド・ステート・ディスク)を搭載することで、合計12GBに増加させたほか、無料のWebストレージとして、20GBを提供することで、自分だけの保存スペースとして利用できるほか、家族や友人などとのデータ共有も可能になるという。
最大の特徴は、バッテリー駆動時間を最長8.3時間(JEITAバッテリー動作時間測定法による)へと大幅に長時間化したことだ。
CPUの動作周波数や電圧などを自動調整する「Super Hybrid Engine」と呼ばれる独自の省電力技術を搭載。これにより、最大15%以上の省電力化を実現したほか、低消費電力CPUやチップセットの採用、SSDの搭載、標準で6セルパッテリーパックを搭載していることなども、長時間化に貢献しているという。
また、IEEE 802.11b/gに加えて、802.11nにも対応。Bluetoothも搭載している。
一方、OSには、Windows XP Home SP3を搭載。ソフトウェアとして、サン・マイクロシステムズのStarSuite8を標準搭載している。加えて、「標準でWindows Liveのさまざまな機能を提供する」(APAC_MEAセールスグループ日本担当EeePCアカウント・マネージャーのリンダ・シェー氏)として、Windows Liveを通じて、メールやチャット、データ保存、ブログ作成での利用、スケジュール管理なども可能になるとしている。
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バッテリー駆動時間を最長8.3時間にまで長時間化
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CPUの動作周波数や電圧などを自動調整する「Super Hybrid Engine」
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オンラインストレージ20GBを用意
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ホビーユースだけでなく、ビジネスユースにも対応したことを強調
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対応アクセサリを8月上旬に提供
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今回の新製品において、長時間バッテリー駆動の実現、アプリケーション環境の強化を図ったことで、同社では、従来製品でターゲットとしていた女性ユーザー層、学生/子供ユーザー層に加えて、ビジネスユースでの利用を促進していく姿勢を示した。
SSD搭載によるモバイルシーンでの堅牢性、Windows Liveによる無料オンラインサービスや、StarSuite8によるクライアントソフトの利用なども、ビジネスシーンでの利用に有効だとしている。
Eee PC 901の市場想定価格は、5万9800円。本体カラーは、パールホワイトとファインエボニーの2色を用意している。
8月上旬には、標準バッテリー、外付けDVDドライブ、ACアダプタ、外付け160GB HDD、ワンセグチューナー、無線LANアクセスポイントといったEee PC対応の各種アクセサリーを市場投入する計画も明らかにした。
また、同社では、日本市場向けの特典として、液晶のドット抜け保証「ZBD(Zero Bright Dot)」サービスや、オリジナルUSBマウスを付属するほか、発売にあわせて、7月12日に、ビックカメラ有楽町店、ヨドバシカメラマチルメディアAkiba、ツクモ本店、ソフマップパソコン総合館において、Eee PCシリーズを購入した先着250人に、USBオーディオデバイス「Xonar U1」やオリジナルノートをプレゼントするほか、8月31日までEee PCシリーズを購入し、キャンペーンに応募したユーザーに、もれなく12日から公開のアニメーション映画「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」のオリジナルステッカーをもれなくフレゼントする。同ステッカーは、Eee PCシリーズの天板に貼れるという。また、Eee PCの感想をブログなどに書いて、そのURLを明記して応募すると、先着500人にEee PCオリジナルバッグなどの賞品が当たるキャンペーンも実施する。
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APAC_MEAセールスグループ日本担当ゼネラル・マネージャーのケビン・ドゥ氏
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なお、APAC_MEAセールスグループ日本担当ゼネラル・マネージャーのケビン・ドゥ氏は、「2007年10月にEeePCを発売してから、年末までに全世界で35万台を販売。1月から6月までに165万台を販売した。全世界で76の賞を獲得し、7300本以上のメディアで取り上げられている。日本でも、今年1月に発売以来、売り切れになるほどの支持を得ており、新たな製品のコンセプトを理解してもらったことに大変感謝している」などと語った。
■ URL
ASUSTeK Computer inc
http://jp.asus.com/
( 大河原 克行 )
2008/07/11 21:02
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