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Express5800/110Ge-S(水冷)
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日本電気株式会社(NEC)は7月22日、水冷式スリムサーバー「Express5800/110Ge-S(水冷)」を発表した。同日より出荷を開始する。
Express5800/110Ge-S(水冷)は、水冷機構を搭載したタワー型のIAサーバーで、幅93mmの新スリム筐体を採用。設置面積および体積を従来の約半分にし、タワー型としては世界最小サイズを実現したという。また横置き設置にも対応しており、用途や設置場所にあわせて柔軟な設置を行える特徴も持つ。
水冷機構は、受熱部・ポンプ・リザーブタンクの一体化や、気泡がポンプへ流入しにくい特殊構造設計などを採用した最新型を採用しており、ささやき声なみという約32dBの静粛性を実現。また、従来よりも高効率な電源ユニットの搭載により、消費電力を最大32%削減した。HDDは、3.5型SATAに加えて2.5型SASタイプを最大3台搭載でき、RAID 5やRAID 1+ホットスペアといった構成に対応。ホットプラグもサポートするため、HDD故障時にも運用を止めずにHDDの交換を行える。
CPUは、Pentium デュアルコア E2160(1.80GHz)やXeon 3065(2.33GHz)といったデュアルコアCPUを搭載し、メモリは最大8GB、HDDはSASでは439.5GB(物理容量)、SATAでは1.5TB(同)まで内蔵できる。
価格は、3.5型HDDモデルが12万1000円(税別)から、2.5型HDDモデルが16万8000円(同)から。なおExpress5800/110Ge-Sでは、水冷式以外に、一般的な空冷式のサーバーも提供される。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0807/2201.html
( 石井 一志 )
2008/07/22 12:40
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