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SIGMABLADE
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日本電気株式会社(NEC)は7月24日、ブレードサーバー市場のさらなる拡大に向けて、ブレードシステム「SIGMABLADE」を強化すると発表した。併せて、ブレードサーバー本体およびオプションについて最大54%の価格改定を実施する。
SIGMABLADEの強化ポイントとしては、大規模システム向けには省電力性を向上。中小規模システム向けには導入のしやすさや使いやすさを向上している。
大規模システム向けには、高さ10Uに最大16サーバーを搭載できる大規模ブレード収納ユニット「SIGMABLADE-H」において、変換効率90%超の高効率電源を採用。これにより、電源内の交流から直流への変換効率を大幅に向上し、電力損失を最小化したという。また、負荷最適制御ファンユニットを採用し、サーバーの負荷に応じてファンの回転数をきめ細かくコントロールできるようにした。さらに内蔵マネジメントモジュール「EMカード」を強化することで、複数のブレード収納ユニット間における消費電力の最適な配分を可能にした。これらにより、約20%の省電力化を実現するとのこと。
中小規模システム向けには、ブレードシステム上で仮想・物理環境を一元管理するソフト「SigmaSystemCenter」のエントリー製品「SigmaSystemCenter Basic Edition」を発売。低価格で、サーバー8台からのスモールスタートを可能にするとともに、アップグレードオプションにより段階的なサーバー統合にも対応した。さらにGigabit Ethernetレイヤ2スイッチにおいて、LANスイッチ簡単操作モード「スマートパネルモード」を搭載。GUI上で直感的なネットワーク設定を可能にすることで、使いやすさを向上した。
併せて、ブレードサーバー本体およびオプションについて最大54%の価格改定を実施。1Uのラックマウントシステムとほぼ同等の価格を実現するとした。
改定後の価格例としては、SIGMABLADE-Hが40万円(税別)から、SigmaSystemCenter Basic Editionが40万円(同)からなど。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0807/2401.html
( 川島 弘之 )
2008/07/24 13:13
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