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三菱電機、仮想化機能を標準搭載する基幹業務サーバー


CENTRAGEシリーズ
 三菱電機株式会社は7月29日、仮想化技術を搭載したサーバー製品「CENTRAGEシリーズ」を発表した。7月31日より受注を開始する。

 CENTRAGEシリーズは、仮想化技術を標準で搭載する基幹サーバー製品。設計・評価・構築済みの仮想化環境を提供するため、専門知識がなくとも容易にサーバー仮想化技術を利用できるのが特徴で、同社の仮想化環境「VM-Entrance」やWindows Serverを利用した基幹業務アプリケーションを1台に統合可能という。管理については、Webブラウザからシステム全体を操作・監視できる運用ポータルを提供し、一元管理を行えるようにした。

 ラインアップとしては、タワー型の「VS600」を2モデル、ラックマウント型の「VS700」を2モデル用意しており、用途や環境に合わせて選択できる。また後者は、オプションのDS(データセントリックソリューション)ユニットを搭載すると、アプリケーションやデータの連携、システムをまたがったデータ利用なども可能になるとのこと。これによって、企業内データを統合し、柔軟でリアルタイムな分析と活用を行えるという。

 主なスペックは、VS600がデュアルコアXeon(1.86GHz)×2、メモリが2GB/4GB、HDDが70~280GBで、RAID 1に対応。一方のVS700はクアッドコアXeon(3GHz)を1基ないし2基搭載し、6GB/10GBのメモリ、140GB~4.7TBのHDDを備える。またRAID 1に加え、RAID 5+ホットスペアも選択可能になっている。

 価格は、VS600が315万円から、VS700が493万5000円から。三菱電機では両製品を合わせ、1年間に1500台の販売を見込む。なお、製品の製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当する。



URL
  三菱電機株式会社
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/


( 石井 一志 )
2008/07/29 11:42

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