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日本HP、7Uラックマウント型ProLiantのOpteron搭載モデルなど


HP ProLiant DL785 Generation 5

HP ProLiant DL585 Generation 5

HP StorageWorks Modular Smart Array 2012sa
 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は7月31日、業界標準x86サーバー「HP ProLiant」のラックマウント型新製品2モデルと、SAS接続のエントリーディスクアレイ新製品を発表した。併せて、サーバーの最大メモリ容量を拡張する「HP ProLiant用16GBメモリキット」の価格改定も行う。

 HP ProLiantで新投入するのは、最上位機種の7Uラックマウントサーバー「HP ProLiant DL785 Generation 5(以下、DL785 G5)」と、スペース効率と拡張性に優れたラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL585 Generation 5(以下、DL585 G5)」の2機種における新モデル。いずれもクアッドコアのOpteron 8360 SE(2.5GHz)を搭載したのが特長で、DL785 G5新モデルでは最大8基(32コア)、DL585 G5新モデルでは最大4基(16コア)まで搭載できる。価格は、DL785 G5新モデルが413万4900円から、DL585 G5新モデルが298万6200円から。ともに9月上旬より出荷を開始する。

 新モデルではまた、HP ProLiant用16GBメモリキットに対応。これにより、最大メモリ容量を従来の2倍に拡張できる。これに伴い、同メモリキットにおいて、最大62%引きとなる価格改定を行う。これらを組み合わせると大規模なシステム構築が可能で、Oracle、Microsoftなどの大規模なデータベースシステムや仮想化技術を使ったサーバー統合のプラットフォームとして、また科学技術計算や金融計算などのHPCとして最適という。

 このほか、SAS接続エントリーディスクアレイ「HP StorageWorks Modular Smart Array 2012sa(以下、MSA2012sa)」を新投入する。サーバーとSASケーブルで接続するだけで、SANインフラを構築しなくても信頼性の高い共有ストレージを利用できる製品。

 2Uラックマウント型で、コントローラあたり2つのSASポート(接続口)を搭載。本体には、3.5型のSAS/SATA HDDを最大12台搭載でき、オプションの追加エンクロージャを利用することで最大48台まで拡張できる。従来のSCSI接続共有ストレージMSA500よりも価格を低く設定しながら、RAIDやスナップショット、ボリュームコピーなど高機能を利用できる(別途、機能別ライセンスが必要)。価格は、61万9500円から。8月中旬より出荷を開始する。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-149.html

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  ・ 日本HP、クアッドコアOpteronを8基搭載できる7Uラックマウントサーバーなど(2008/05/22)


( 川島 弘之 )
2008/07/31 14:11

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