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日本IBM、メモリ読み出しを96%高速化したブレードサーバー新モデル


IBM BladeCenter LS22
 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は8月20日、AMDプロセッサ搭載ブレードサーバーの新モデル「IBM BladeCenter LS22(以下、LS22)」および「IBM BladeCenter LS42(以下、LS42)」を発表した。9月20日より出荷を開始する。

 LSシリーズは、クアッドコアのOpteronを搭載したブレードサーバー。同プロセッサに搭載された消費電力を低減する「デュアル・ダイナミック・パワーマネージメント機能」に加え、日本IBMのサーバー消費電力および熱対策ソリューション「Cool Blue」を採用することで、最適化を図っているのが特長。

 新モデルとなるLS21/42では、最新のクアッドコアOpteronを搭載し、併せてメモリの最大搭載量を大幅に向上させた。また、HDDを2基搭載することで、高度な画像処理や計算、HPCの用途はもちろん、ビジネス・アプリケーション用途にも幅広く利用可能になったという。

 LS22には、独自技術によりリモートメモリアクセスを高速化する「メモリーブースター機能」を搭載。従来機比で196%のメモリ読み出し速度、160%のメモリ書き込みを実現したという。一方のLS42では、将来的に「スナップイン機能」に対応する予定。同機能により、小規模な2ソケット構成で購入後、用途に応じて4ソケットに拡張することが可能になるとのこと。

 LS22のスペックは、クアッドコアのOpteron(Barcelona2300シリーズ、1.9GHzまたは2.3GHz)を2基、最大292GBのHDD(SSD対応)、標準2GB・最大32GBのメモリを搭載。対応シャーシはBladeCenter S/E/Hで、最小構成価格が31万5000円。

 LS42のスペックは、クアッドコアのOpteron(Barcelona 8300シリーズ、1.9GHzまたは2.3GHz)を2基または4基、最大292GBのHDD(SSD対応)、標準4GB・最大64GBのメモリを搭載。対応シャーシはBladeCenter S/E/Hで、最小構成価格が105万円。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/08/2001.html


( 川島 弘之 )
2008/08/20 13:06

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