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リコー、手書き加筆した図面を共有化できるA0判複合機2シリーズ


imagio MP W7140
 株式会社リコーは8月20日、A0判デジタル複合機「imagio MP W7140/W5100シリーズ」全4モデルを発表した。8月25日から販売を開始する。販売目標台数は1200台/年。

 新製品は、手書きで加筆した図面を電子化して共有化できる「カラースキャナー機能」に、リコーの広幅複合機として初めて対応したのが特長。A0判図面を最大600dpiの高解像度で電子化し、「スキャン to フォルダー」「スキャン to E-Mail」「スキャン to URL」などの機能により、最適な場所に保存することができる。また、新製品本体の操作だけで「パスワード付き暗号化PDF」の作成も可能。

 印刷速度は、imagio MP W7140シリーズで14枚/分(A1横)、imagio MP W5100シリーズで10枚/分(A1横)を実現。紙折り機をオプションで用意し、製造業でよく行われる出力後の図面折り作業まで含めて、生産性の向上に寄与するという。また、複数の出力データを並行処理しながら大容量HDD、メモリで高速処理することで、異なる図面の連続出力時間を高速化している。

 操作部には、カラーワイドVGAの8.5型液晶タッチパネルを搭載。色覚障害者でも分かりやすいLEDランプ配置や色の採用により、A0判デジタル複合機としては業界で初めてカラーユニバーサルデザイン認証を取得したという。

 セキュリティ機能としては、コピー部数ごとに通しナンバーを透かし印字する「機密管理ナンバリング機能」や「HDD暗号化機能」、HDD内に残ったデータを上書き消去する「HDD残存データ消去機能」などに対応。2008年秋には、ICカードによる個人認証に対応する予定。

 価格は、imagio MP W7140シリーズが515万円(税別)、imagio MP W5100シリーズが345万円(同)。



URL
  株式会社リコー
  http://www.ricoh.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.ricoh.co.jp/release/by_field/copy/2008/0820.html


( 川島 弘之 )
2008/08/21 16:23

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