広瀬電工株式会社は9月1日、シンクライアント端末「UBiL」を発表した。同月から販売を開始する。
UBiLは、Ubuntu LinuxをベースとしたUSB起動型シンクライアント端末。既存のPCに専用のUSBメモリを挿入することで、画面転送タイプのシンクライアント端末として利用が可能になる。ウービル・コンサルティングが開発を支援した。
Ubuntu 8.04を採用している。Ubuntuで動作するアプリケーションであればUBiLへ移植が可能。起動時に必要なファイルをすべてUSBメモリから内蔵メモリ上に読み込むのが特長。このため使用中に誤ってUSBメモリを外してしまっても、実行中のセッションは中断しないで済むという。内蔵メモリ上で実行することで、高いレスポンス性も実現している。
また、シンクライアントとして利用中はHDDを停止したり、CPUの動作周波数を制御したりすることで、通常のPC使用時に比べ、約50%の消費電力が削減されているとのこと。
広瀬電工では、シンクライアント導入企業の端末ソリューションとして訴求するほか、テレワークの需要も見据え、2009年度に1万本、2011年度までに累計10万本の販売をめざす。
■ URL
広瀬電工株式会社
http://www.hirosedenko.co.jp/
( 川島 弘之 )
2008/09/01 15:47
|