デル、1kgを切る「Latitude E4200」など企業向けノートPCを一新

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デル、1kgを切る「Latitude E4200」など企業向けノートPCを一新

最長19時間のバッテリー駆動を実現する「Latitude E6400」も

今回発表された新製品

　デル株式会社は9月2日、企業向けノートPC「Latitude Eシリーズ」を発表した。今回発表されたのは、軽量・コンパクトボディが特長のウルトラポータブルノートPC「Latitude E4200/E4300」、フル機能を搭載したメインストリームノートPC「Latitude E6400/E6500」、コストパフォーマンスを意識したエッセンシャルノートPC「Latitude E5400/E5500」、堅牢性を高めたセミラグドノートPC「Latitude E6400 ATG」の7製品。

　特長は、同社にとって初めて1kgを切るモデル（Latitude E4200）を投入したほか、最長19時間と長時間のバッテリー駆動を実現したモデル（Latitude E6400）を投入するなど、これまでユーザーが求めていた機能を搭載した点。また、全モデルでマグネシウム合金のフルフレーム筐体と金属製ヒンジを採用するなど、ハード面での耐久性も向上している。そのほか、周囲の照明レベルにあわせて調整可能なバックライトキーボードの採用、電力管理・接続設定・セキュリティ管理などを一元的に行えるDell ControlPointなどを搭載している。ACアダプタに関しても、胸ポケットに入る軽量・小型のACアダプタを採用するなど、トータルでの小型・軽量化を実現している。

代表取締役社長のジム・メリット氏

　同社代表取締役社長のジム・メリット氏は、「企業向けノートPCブランドのLatitudeは1994年の登場以来、これまでに全世界で5300万台を出荷する製品。また、ノートPC分野に関しては、この1年で50％増の成長を実現するなど、重要な分野となっている。今回発表する製品は、企業で働くデジタルノマドの声を受けて開発したもの」と紹介。「ネットワークへの接続を意識することなく使いたい。また、接続の形態もシンプルで簡単なものがいい。バッテリーの残量も意識することなく使いたい。そして、オフィスにとらわれることなく、どこにいても仕事ができる環境がほしい。こうしたニーズを持つデジタルノマド世代のユーザーに対して、新製品は十分ニーズを満たすものになった」と、ノートPCをヘビーに使いこなすユーザーが満足する製品であると強調した。

■ SSD標準搭載・1kgを切る「Latitude E4200」

Latitude E4200

　Latitude E4200は、Core 2 Duo超低電圧版を搭載した薄型軽量ノートPC。12.1インチWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 Expressチップセットを採用。オンボード1GBメモリのほか、最大4GBのメモリを搭載できるメモリスロット×1を用意。ストレージにはSSDを採用。光学ドライブは内蔵しておらず、オプションのDVD/RW付きメディアベースもしくはeSATA E-bayモジュールが必要。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×1、eSATA/USB×1、VGA、Expresscard 34、SD/MMCなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、スマートカードリーダー、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows Vista（32ビット・64ビット）のほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅290.6～206.5mm×奥行き204mm×高さ19.2～26.8mm。重量は4セルバッテリ搭載時で0.997kg、6セルバッテリ搭載時で約1.3kg。販売開始は9月中旬。価格は未定。同社によると30万円台前半からになる見込み。

Latitude E4300

　Latitude E4300は、Core 2 Duo超低電圧版を搭載した薄型軽量ノートPC。13.3インチWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 Expressチップセットを採用。メモリは最大8GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDDおよびSSDから選択できる。光学ドライブは、DVD-ROM、DVD+/-RW、トラベルモジュールから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×1、eSATA/USB×1、VGA、Expresscard 34、SD/MMCなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、スマートカードリーダー、非接触型スマートカードリーダー、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows Vista（32ビット・64ビット）のほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅310mm×奥行き217.4mm×高さ25.4～29.2mm。重量は3セルバッテリ搭載時で1.5kg。販売開始は9月中旬。価格は未定。

■ 最長19時間のバッテリー駆動を実現した「Latitude E6400」

Latitude E6400

　Latitude E6400は、Core 2 Duoを搭載したノートPC。14.1インチWXGA＋（1440×900ドット）およびWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 ExpressチップセットまたはモバイルインテルPM45 Expressチップセットを採用。グラフィックスはNVIDIA Quadro NVS 160M 256MBおよびモバイルインテルグラフィックス・メディア・アクセラレーター4500MHDから選択可能。メモリは最大8GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDDおよびSSDから選択できる。光学ドライブは、DVD-ROM、DVD+/-RW、トラベルモジュールから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×4、eSATA×1、VGA、PCカードスロット、Expresscard 54、5-in-1カードリーダー、スマートカードリーダー、非接触型スマートカードリーダーなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows Vista（32ビット・64ビット）のほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅335mm×奥行き238.3mm×高さ25.4～31mm。重量は4セルバッテリ搭載時で1.95kg。販売開始は8月下旬。価格は、20万8950円から。

Latitude E6500

　Latitude E6500は、Core 2 Duoを搭載したノートPC。15.4インチWUXGA（1920×1200ドット）・WXGA＋（1440×900ドット）・WXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 ExpressチップセットまたはモバイルインテルPM45 Expressチップセットを採用。グラフィックスはNVIDIA Quadro NVS 160M 256MBおよびモバイルインテルグラフィックス・メディア・アクセラレーター4500MHDから選択可能。メモリは最大8GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDDおよびSSDから選択できる。光学ドライブは、DVD-ROM、DVD+/-RW、トラベルモジュールから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×4、eSATA×1、VGA、PCカードスロット、Expresscard 54、5-in-1カードリーダー、スマートカードリーダー、非接触型スマートカードリーダーなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows Vista（32ビット・64ビット）のほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅358mm×奥行き257mm×高さ27.4～33.3mm。重量は4セルバッテリ搭載時で2.34kg。販売開始は8月下旬。価格は、18万5850円から。

Latitude E6400 ATG

　Latitude E6400 ATGは、Latitude E6400をベースに、振動、ほこり、湿度、高度に対する厳しい軍用規格（MIL-STD 810F）に適合するように設計された堅牢ノートPC。14.1インチWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイのほか、タッチスクリーン機能を搭載したワイド液晶ディスプレイを用意。チップセットはモバイルインテルGS45 Expressチップセット。グラフィックスはモバイルインテルグラフィックス・メディア・アクセラレーター4500MHD。メモリは最大8GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDDおよびSSDから選択できる。光学ドライブは、DVD-ROM、DVD+/-RWから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×4、eSATA×1、VGA、PCカードスロット、Expresscard 54、5-in-1カードリーダー、スマートカードリーダー、非接触型スマートカードリーダーなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows Vista（32ビット・64ビット）のほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅341mm×奥行き243.7mm×高さ33～36.9mm。重量は6セルバッテリ搭載時で2.52kg。販売開始は8月下旬。価格は、26万3025円から。

■ コストパフォーマンスを意識した「Latitude E5400/E5500」

Latitude E5400

　Latitude E5400は、CeleronまたはCore 2 Duoを搭載したノートPC。14.1インチWXGA＋（1440×900ドット）およびWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 Expressチップセットを採用。メモリは最大4GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDD（最大250GB）。光学ドライブは、DVD-ROM、CD-RW/DVD、DVD+/-RW、トラベルモジュールから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×4、VGA、PCカードスロットなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows VistaのほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅338mm×奥行き240mm×高さ37mm。重量は6セルバッテリ搭載時で2.54kg。販売開始は8月下旬。価格は、16万8000円から。

Latitude E5500

　Latitude E5500は、CeleronまたはCore 2 Duoを搭載したノートPC。15.4インチWXGA＋（1440×900ドット）またはWXGA（1280×800ドット）のワイド液晶ディスプレイを搭載。チップセットはモバイルインテルGS45 Expressチップセットを採用。メモリは最大4GBまで搭載可能。ストレージはSATA HDD（最大250GB）。光学ドライブは、DVD-ROM、CD-RW/DVD、DVD+/-RW、トラベルモジュールから選択できる。

　インターフェイスは、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11b/g、IEEE 1394、USB×4、VGA、PCカードスロットなどを用意。そのほか、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1、指紋認証リーダーなどにオプションで対応する。OSは、Windows VistaのほかダウングレードによってWindows XP Professionalも選択できる。サイズは、幅355mm×奥行き260mm×高さ37.5mm。重量は6セルバッテリ搭載時で2.89kg。販売開始は8月下旬。価格は、17万1150円から。

■ ＵＲＬ
　デル株式会社
　 http://www.dell.com/jp/
　プレスリリース
　 http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2008/080902?c=jp&l=ja&s=corp

（福浦一広）
2008/09/02 15:11

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