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IBM BladeCenter HS12新モデル
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日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月3日、消費電力を従来の半分に抑えたエントリーモデルブレードサーバーを発表した。エントリー向けの「IBM BladeCenter HS12」に、インテル製の低消費電力CPUを採用した新モデル。最小構成価格は22万2600円からで、9月10日より出荷を開始する。
新モデルでは、低消費電力のクアッドコアXeon L5420を採用したほか、HDDに比べ消費電力を87%低減した「IBMソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」や、消費電力の少ないDDR2メモリを搭載。これにより、同等性能の従来モデルに比べ、ブレードサーバー1台あたりの消費電力を半分に、シャーシ1台あたりの年間電気料金をおよそ35%(金額にしておよそ15万円)削減したという。
また、従来モデル同様にサーバーの消費電力・熱に対するソリューションポートフォリオ「Cool Blue」を採用し、さらなる消費電力の最適化を図っている。システム製品の統合管理ソフト「IBM Director」ファミリーにも対応するため、運用面においても省エネをサポートするとのこと。具体的には、異なるOSで稼働するサーバーの一元管理やシステムの使用電力を管理する「IBM Director Active Energy Manager」が利用できる。
スペックとしては、最大24GBのメモリ、ならびに1台に2基のホットスワップタイプのHDDやSSDを搭載可能。HDDの電源経路は二重化されているため可用性にも優れ、エントリーモデルながらも、メールサーバーやファイルサーバーなどのオフィス用途からビジネスアプリケーションまで、幅広いシステム構築に活用できるとしている。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/09/0301.html
( 川島 弘之 )
2008/09/03 12:09
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