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日本IBM、暗号化機能を実装したSystem x向けRAIDコントローラー


IBM ServeRAID-MR10is VALUTコントローラー
 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月10日、暗号化機能を実装したRAIDコントローラーの新シリーズ「IBM ServeRAID-MR10is」を発表した。価格は17万8500円で、9月17日から出荷を開始する。

 IBM ServeRAID-MR10isは、x86サーバー「IBM System x」と外部ストレージ装置との接続を制御するオプション製品「IBM ServeRAID」の新シリーズ。一般的なRAID 0/1/5/6に加え、これらを組み合わせたRAID 10/50/60にも対応し、サーバー向けRAIDコントローラー製品では初めて暗号化機能を実装したのが特徴という。

 中でもカード型の「IBM ServeRAID-MR10is VALUTコントローラー」では、サーバーのPCI Express x8スロットにカードを1枚追加するだけで暗号化対応のRAIDコントロールを実現。効率的にサーバーへの不正侵入やHDD盗難によるデータ漏えいを防ぐことができるとする。

 RAIDコントローラー自体に、AES 256ビットでコード化する暗号エンジンを内蔵。HDD個別に暗号化するより高パフォーマンス、低価格で堅固な暗号化が可能。バッテリーも内蔵しており、停電などで電源供給が止まった際も、最大72時間データを保持できるという。

 また、専用の管理ツール「IBM MegaRAID Storage Manager」により、システムセットアップ、RAID構成、暗号キーなどをきめ細かく管理できるとのこと。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/ja/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/09/1003.html


( 川島 弘之 )
2008/09/10 12:57

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