日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月16日、x86サーバーのハイエンド機種「IBM System x 3850 M2」「同 x3950 M2」のラインアップに、インテルの新Xeonを搭載する計8モデルを追加すると発表した。価格は最小構成で165万9000円から。出荷は10月14日より開始される。
IBM System x3850 M2/x3950 M2は、日本IBM独自のx86サーバー向け技術「第4世代xアーキテクチャー」を採用したサーバー製品。データセンターで必要とされる高い性能と低消費電力性能を兼ね備えており、大規模システム構築や、仮想化を用いたシステムの拡張・統合にも広く対応できるという。
今回ラインアップへ加わる新モデルは、6コアの新CPU「Xeon 7400番台(開発コード名:Dunnington)」を、1台あたり最大24コア搭載可能。x86サーバーでは初めて、1分間あたりの処理速度が100万回に達する、これまでにない高い性能を備えているという。また、独自のチップセットを利用してメモリの消費電力を抑えており、従来モデルと比べて、最大37%の消費電力削減を実現した。さらに、日本IBMのハイエンドx86サーバーでは初の、低消費電力型CPU搭載モデルも用意されている。
加えて、最大4ユニット/16ソケットまでのマルチノード構成に対応。システムの拡張性と柔軟性、可用性を確保可能とのこと。管理ソフトウェアとしては、1台あたり20分でシステムの初期設定が可能な「IBM ServerGuide」、システムの統合管理を行う「IBM Director」などが利用できる。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/09/1601.html
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