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インテル、初の6コアプロセッサ「Xeon 7400番台」を発表 |
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Xeon 7400番台では、45nm High-kプロセス技術と、ハフニウムをベースとした高誘電率材料およびメタルゲートを使ったトランジスタ設計により、約50％の性能向上と最大10％の消費電力削減を実現したという。インテル技術本部長の及川芳雄氏によれば、「さまざまなベンチマークで好記録を出した」というが、特に仮想化のベンチマークであるVMmarkでは、「VMware ESXサーバー v3.5.0を搭載した、4ソケット・24コアのサーバーで世界記録となる18.49を達成した」という。 ラインアップとしては、6コアプロセッサ×3種と4コアプロセッサ×4種、全7モデルをそろえた。6コアプロセッサの最上位となる「X7460」では、2.66GHzの動作周波数、16MBのL3キャッシュを実現し、TDPは130Wとなっている。6コアとしてはそのほか、動作周波数2.40GHz・L3キャッシュ12MB・TDP 90Wの「E7450」、E7450よりTDPが65Wと低い「L7455」などをラインアップした。 4コアプロセッサとしては、動作周波数・L3キャッシュ・TDPがそれぞれ、2.40GHz・16MB・90Wの「E7440」、2.13GHz・12MB・90Wの「E7430」、2.13GHz・8MB・90Wの「E7420」、2.13GHz・12MB・50Wの「L7445」をラインアップした。 なおFSBは、7モデルいずれも1066MHz。 1000個受注時の単価は、X7460が30万1590円、E7450が25万4290円、L7455が30万1590円、E7440が21万8820円、E7430が15万3730円、E7420が13万80円、L7445が21万8820円。
ヴイエムウェア、テクノロジーアライアンスの森田徹治氏は、検証がうまくいったことを説明した上で、「同一の環境の上で20を超えるSAPインスタンスを同時稼働させることができた。省スペース・省電力のリカバリサイトが構築可能だ」と、Xeon 7400番台のメリットを語った。
また、マルチコア化が進んでも、依然、シングル・デュアルコアなどのローエンドプロセッサの人気も根強い。こうした状況の中、例えばデータセンター市場に向けて、どうマルチコアプロセッサを訴求していくのか、という問いには、「確かにローエンド製品が売れているが、データセンターの管理者としてはトータルにROIを向上させなくてはならない。そのニーズからマルチコアの戦略はぶれていないはず。また、消費電力の削減という切り口からも、マルチコアの価値は理解されている。長期的に社内システムを成長させようというときには、2～3万円のプロセッサが対象となることはないだろう」とした。 ■ ＵＲＬ インテル株式会社 http://www.intel.co.jp/ ネットアップ株式会社 http://www.netapp.com/jp/ ヴイエムウェア株式会社 http://www.vmware.com/jp/ SAPジャパン株式会社 http://www.sap.com/japan/ プレスリリース http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2008/080916a.htm http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2008/080916b.htm ■ 関連記事 ・ インテル、初の45nmプロセスプロセッサ「Xeon 5400番台」を発表（2007/11/13） ・ 全領域への「45nm」展開めざすインテル、最大8コアの「Nehalem」など革新は続く（2008/03/19） ・ IDF 2008で見たIntelの仮想化対応策（2008/09/05） ・ 日本IBM、6コアXeonを搭載可能なハイエンドx86サーバー（2008/09/16） ・ NEC、Xeon 7400番台を搭載した「Express5800/スケーラブルHAサーバ」（2008/09/16）
（ 川島 弘之 ）
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