これに併せ、新製品に対応した高可用性Linuxプラットフォーム「Linuxサービスセット MC」も新規に製品化を行った。新規開発の基盤ミドルウェア群とRed Hat Enterprise Linuxを含んだセットで、プラットフォームの可用性、運用性を向上するという。これにより、「障害原因究明の向上と障害解決策の迅速な提示を実現し、これまでメインフレームで構築されていたミッションクリティカルシステムをLinuxで代替する最適なサーバー環境を提供する」(NEC)としている。
なお新製品は、2005年10月に発表された米Unisysとの協業で開発された第一弾目の共通プラットフォーム製品となる。Unisysでは、同社の「ES7000 Model 7600R」などで同プラットフォームを採用。伊藤氏によれば、「ハードウェアの生産はすべてNECが担当する」とのことで、ファームウェアやマネジメントスタック、サポートなどで差別化を図った上でグローバル展開を図っていく方針。