|
IBM BladeCenter SAS RAIDコントローラー・モジュール
|
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月30日、ブレードサーバー向けのSAS RAIDコントローラ「IBM BladeCenter SAS RAIDコントローラー・モジュール」を発表した。同社のブレードサーバー用筐体「IBM BladeCenter S」に搭載できる。価格はモジュール1つあたり36万7500円からで、10月24日より出荷を開始する。
IBM BladeCenter Sは、統合的なモジュール技術により、最大6枚のサーバーブレード、最大4個のスイッチモジュール、最大12台のHDDを内蔵可能なブレードサーバー筐体。HDD容量は最大9TBと大容量で、柔軟なストレージ環境を構築できるほか、一般的な100V電源にも対応する。
新製品は、この筐体にSAS RAID機能を付加する専用コントローラモジュール。これを用いると、サーバー、ストレージ、スイッチ類を1台の筐体に収容できるオールインワンタイプのブレードサーバーにおいて、業界で初めて、SAS接続による筐体内のストレージ共有とRAID機能を搭載できるという。RAIDは0/1/5/0+1をサポート。また、RAIDコントローラ内に、最大72時間のストレージキャッシュのバックアップが可能なバッテリを内蔵しているため、システムの信頼性と可用性を確保できるとしている。
加えて管理面では、BladeCenter S専用の管理ソフト「BladeCenter Sストレージ・マネージャー」からの設定・管理が可能になっておりストレージのボリューム管理、SAS RAIDコントローラの構成、ゾーニング管理といった作業が行えるとのこと。なお、BladeCenter S 1台あたり2つのモジュール搭載が必要である。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/09/3002.html
■ 関連記事
・ 日本IBM、ストレージを一体化した中小向け統合型シャーシ「BladeCenter S」(2007/10/22)
( 石井 一志 )
2008/09/30 14:54
|