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日立、ミッドレンジ向けストレージ最上位モデルなど3機種を追加 |
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日立ではストレージソリューションの事業戦略として、1）コア事業分野でのさらなる事業拡大、2）新規事業分野での売上拡大という2点を掲げている。 そのうちコア事業分野で事業拡大を進めるために、エンタープライズストレージソリューションの機能を継続的に強化し、トップシェアの維持、拡大と共に、ミッドレンジストレージ製品を新規投入しミッドレンジビジネスをさらに拡大する計画だ。 新製品はこの目標に向けて投入された製品で、「ミッドレンジ製品としては世界で初めての先進アーキテクチャ、操作や設定の簡易化などを実現している。当社はエンタープライズ向けストレージではワールドワイドでトップシェアとなっているが、新製品投入により、ミッドレンジストレージでも2007年実績4位のシェアを2009年には4位とすることを目指す」（情報・通信グループRAIDシステム事業部長の岩崎秀彦氏）方針だ。
新製品に新たに追加されたダイナミックロード・バランスコントローラは、従来のサーバー仮想化環境において必要だった主導によるパス設定、ディスクアレイ側の初期構成設計が容易で、チューニングについても自動的にチューニングを行うため手動での設定が不要となる。「その結果、運用・管理コストの削減が可能となった」（情報・通信グループRAIDシステム事業部・事業企画本部長の本間繁雄氏） また、稼働中に必要なHDDを1個単位で追加し、容量拡張がはかれる。しかも、利用できるHDDはケーブルやコネクタなど物理インターフェイスが共通なSASとSATAを利用できる。低コストのSATA HDDを利用できることで、低コストで容量拡大が可能だ。性能についてもプロセッサの高速化、ディスクキャッシュメモリなどのアクセス経路の高速化を実現したことで、従来の約2倍の性能向上を実現している。 管理については、「Hitachi Storage Navigator Modular 2」を搭載したことで、GUIのオペレーション量を最大で約4分の1に低減し、専門知識を必要とせず容易な構成設定、運用管理を実現している。
日立では新製品発売と共に、直販ルートでは「BladeSymphony」「Virtage」などの製品と組み合わせた、システムリソースの仕様効率向上のためのソリューションとしてのシステム販売を強化。販売パートナー経由での販売においては、国内製品としては初めてStorage Networking Industry Associationに認定された技術者資格プログラムの提供、ISVとの共同検証の実施による技術情報の提供、マイクロソフトSQL ServerやExchange Serverなどの業務分野に特化した販売パートナーとのソリューション協業などをはかり、販売を拡大していく計画だ。 なお、全世界で起きている金融不安の影響について、「ワールドワイドでビジネスをする際には無視をできないものだと考えている。具体的な影響額は決算時点であらためてご説明したい」（岩崎事業部長）という。 ■ ＵＲＬ 株式会社日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/ ニュースリリース http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2008/10/1014a.html
（ 三浦 優子 ）
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