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日本テラデータ、部門単位の導入に最適なDWHサーバー「Teradata 2550」
Teradata Data Warehouse Appliance 2550
日本テラデータ株式会社は10月22日、データウェアハウス(DWH)用のアプライアンスサーバー新機種を発表した。新たにエントリーレベルのDWHやデータマート構築用サーバーとして最適な「Teradata Data Warehouse Appliance 2550(以下、Teradata 2550)」を投入する。
Teradata 2550は、超並列処理のDWHアプライアンス。各種ハードウェアコンポーネントを1つのキャビネットに統合し、Teradataデータベースをあらかじめインストール、各種ユーティリティなども併せて提供することで、迅速な稼働を実現しているという。
従来機種のTeradata 2500と比べ、分析用クエリパフォーマンスを約40%改善したほか、障害発生時におけるシステム可用性の向上、ワークロードのプライオリティ管理機能の強化、さらにはメインフレーム機器とのチャネル接続の実現など、さまざまな新機能を追加した。
併せて設置面積を従来比50%とし、省エネを考慮した排気システムに対応したキャビネットを採用するなど、環境にも易しい設計となっている。
スペックとしては、キャビネットあたり4台のサーバーノード、2台のディスクアレイが収納可能。サーバーノードには、最大2基のクワッドコアXeon、32GBメモリ、146GB SASドライブ×2基を搭載。ディスクアレイは冗長構成で、クリークあたり300GB SASドライブ×72基を備える。
用途としては、特定事業部門や部署だけでのDWH導入など、まずは小さく始めるのに最適。Teradata 2550ならば、データモデルやアプリケーションを変更しなくても容易に上位機種へ移行できるため、情報資産を生かしたままさらに大規模なEnterprise Data Warehouseの構築が可能という。
価格は約8000万円からで、出荷開始は11月初旬より。
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URL
日本テラデータ株式会社
http://www.teradata-j.com/
プレスリリース
http://www.teradata-j.com/press/2008/20081022.html
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