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IBM System x3650
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日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は10月30日、ミッドレンジクラスのラック型x86サーバー「IBM System x3550(以下、x3550)」ならびに「IBM System x3650(以下、x3650)」のラインアップに、動作周波数3.33GHzのXeon搭載モデルを追加すると発表した。ミッドレンジモデルでより高いパフォーマンスを必要とする顧客に最適という。
x3550/x3650の新モデルは、このクラスのサーバー向けでは最も速いという3.33GHzのXeonを搭載した製品。エンタープライズサーバーで培ったノウハウをエントリーサーバーに活用するために開発したコンセプト「X-Architecture」に基づき設計された製品で、ミッドレンジクラスながらも1U(x3550)または2U(x3650)の筐体に、最大6TBの大容量HDDに対応する高い集積度を実現したとする。
電源やファンなど主要部品の冗長化やシステム障害の自動検知機能、統合管理ソフト「IBM Director」によるシステム運用状況の監視などにより、システム設計や運用を簡素化できるのもメリットという。
x3550/x3650ともに、「モデル82J」(3.5型ホットスワップ対応SATA/SAS HDDモデル)、「モデル8BJ」(2.5型ホットスワップ対応SAS HDDモデル)を追加した。1Uサイズのx3550は、Xeon X5470(3.33GHz)最大2基、最大32GBのメモリ、最大2TBのHDDを搭載可能。2Uサイズのx3650は、Xeon X5470(3.33GHz)最大2基、最大48GBのメモリ、最大6TBのHDDを搭載可能。System x3550 モデル8BJの最小構成価格が58万8000円からで、いずれのモデルも11月7日より出荷開始する。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2008/10/3001.html
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( 川島 弘之 )
2008/10/30 12:01
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